閉店  かおる 

    佐伯区役所近くのお好み焼き屋。よく喋るおっちゃんがいる。おっちゃんと話をしたい人は、鉄板の前に座ると良い。仲良くなれば、色んな話を聞かせてもらえる。席は、鉄板に4席。奥の座敷に鉄板付きのテーブルが8席ほど。

    お好み焼きの生地は山芋がふんだんに使われていて、厚みがあり、ふんわりとしている。また、油はオリーブオイル、玉子は二卵性のものを使用している。お好み焼きはじっくり焼くので、時間がかかる。そばはソフト麺だが市販の物ではなさそう。ソースはオタフク。カレー味のソースもある。仕上げには、コショウ、青のり、白ごまが振りかけられる。

    名物は、たこのみやき。たこ焼きとお好み焼きを融合させた遊びのある品。たこのみやきは、更に生地を厚くして、タコと紅ショウガとマヨネーズが入る。

    広島市佐伯区海老園2-6-14
    082-921-5427
    開店時間:11:00-23:00
    定休日:第1、3日曜日
    ※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、開店時間や定休日が変更されている可能性があります。
    駐車場:なし


    もう一言
    猛暑の中、何をトチ狂ったのか、お好み焼きが食べたくなった。でも、広島の人間であれば、いや、お好み焼きが好きな人間であれば、暑い中で食べるお好み焼きの旨さは分かるはず。その証拠に、かおるは今日もお客で一杯だった。みんなでトチ狂えば、怖い物なんかないのだ。鉄板の上で、じっくり丁寧に焼かれるお好み焼き。ほどよく焦げた野菜やうどんは、まるで、鉄板から放出されるエネルギーたっぷり吸収したかのよう。と言うか、本当に吸収している。こんな熱々のお好み焼きが美味しいのだから、不思議である。これだから広島の夏は止められない。でも、タオルは忘れずに。(2004.8)