八幡団地の外れにあるお好み焼き屋。店はとなりの雑貨屋とつながっていて、なんだかゴチャっとしいている。席は鉄板付きの座敷が4席×2。テーブルが4席×1、ひとり席×2。お好み焼きを焼く鉄板は客席から段差があり、焼いている姿が見えにくい。
お好み焼きは、まず鉄板に直接キャベツを置き、玉ねぎスライス、もやし、肉、天かす、つなぎの生地と乗せてゆく。そうして別に生地を丸くのばしておく。本体はしばらく焼いた後ひっくり返し、そこからまたしばらく焼き、鰹節を載せて、別に焼いておいた生地の上に移動。そばはあらかじめ調理していたものを用いる。これはオリーブオイルとケチャップで炒めて天かすを絡めておく。最後に卵を鉄板にかち割り、その上にお好み焼きを乗せる。卵はほんのり半熟の焼き上がり。仕上げにはコショウ青のりがふりかかる。そばは袋麺。ソースはミツワ。備え付けのソースは、6辛と20辛の物が用意されている。
ジャンボお好み焼きは、複数人で食べることが前提のお好み焼き。1人1枚ずつ注文するよりもお得になっている。もちろん、一人で食べてもかまわない。
丁度、先客のお好み焼きが焼き上がったばかりだったので、すかさず注文。肉玉うどんイカ天入り。もちろん、直ぐに焼き始める。で、あまり待たされることなく、お好み焼きが焼き上がった。ここは鉄板が小さいから、注文が集中してたら、もっと待たされるような気がするな。
早速、お好み焼きを食べてみると、ソースが違う。聞いてみると、ミツワソースとの事。そうか、ここはミツワソースだったか。そんな事さえ忘れてしまうほど、長く来てなかったのだなぁ。そのノーマルのソースの他に、6辛と20辛のソースも用意されている。6辛は程良い辛さ、20辛は結構辛め。辛いのが苦手な人には間違いなく無理。でも、後に残らずスッと消える辛さ。この辛いソースと、初めからかかっているソースは、辛さ以外にもなんだか味わいが違うように感じた。他にも、なんらかの工夫がしてあるのかな。ここのソース、結構気にいっちゃったな。(2007.11)
そばはあらかじめ調理したものを用意しているようで、タッパからそばを出していた。あと、キャベツやもやしは生地の上に置かず、直接鉄板で焼いている。以前もそうだったっけ。うーん、この店ではお好み焼きを焼く手元が見えないからよく分からない。
焼き上がったお好み焼きは安定感があり、ヘラで少々乱暴に切っても崩れる心配はない。全体に旨味がまわっており、これが野菜を直接炒める理由かな。あと、ジャンボお好み焼きが登場した代わりに、焼きそばやチャーハンがメニューから消えたみたい。(2011.12)