閉店 まこと亭 (まことてい)
駐車場になってました。やはり閉店でしょうか。
とんかつ専門店。けっこう古い店。庶民のトンカツ屋といった雰囲気。店内はいかにも食堂といった雰囲気で、テーブル4席×6、2席×1。あと奥にあがりの座敷が16席ある。駐車場は広くてとめやすい。
とんかつの定食は、とんかつ、キャベツの千切り、みそ汁、漬け物、小鉢、ご飯と言った内容。カツは厚くボリュームが大きく、かなり食べ応えがある。ご飯も大盛りで出てくるので、小食の人には食べきれないかも。逆に、ご飯のお代わりは有料なので、大食漢には物足りないかも。
早速、テーブルに座り、ロースカツ定食を注文。注文後、手持ちぶさたなので、テーブルに置いてある調味料を物色。トンカツソース、ドレッシング、ポン酢、醤油、和辛子、ごま塩ふりかけ。このお店でフリカケを使う人なんているのだろうか。不思議だなぁ。
そうやって、ちょっと待たされてロースカツの登場。一切れ箸でつまむと、何とも厚みのあるロース。で、ソースをかけて肉にかぶりつくと、まず最初に野性味あふれる豚肉の香りがガツンと襲ってくる。いかにも獣肉を食べているって感じ。この臭いって、ダメな人は多いのじゃないかなぁ。
肉への火の通りは、結構好きな感じ。透明な肉汁がちょっと滲んでくる。衣は全くはがれることなく、肉にちゃんとくっついたまま。ヒレ肉も一切れ食べたけれど、こちらも同じような香りがしてくる。肉質と火の通り具合は、こちらもいい感じ。
でも、トンカツソースはちょっと好きじゃないかも。なんだか、特徴が無く、市販のソースと大して代わりがない感想。ご飯も付け合わせも、特に美味しいとは感じなかった。ちょっと残念感が残る。やっぱり、トンカツってのは、ご飯やみそ汁などとの総合力の食べ物なんだなぁ。(2006.11)