薬師が丘団地のど真ん中にあるお好み焼き屋。「タンポポ 三筋店」は他人に譲って、現在はこちらの本店を夫婦で切り盛りされている。席は鉄板4席、テーブル8席。昼時は、いつも持ち帰りの注文の電話が鳴り響いていて、忙しそう。お好み焼きの焼き方も、忙しそうに焼くが、けして雑ではない。
お好み焼きは、仕上げにシッカリ押し焼きするシットリしたタイプ。でも、水分はほどよく飛ばしている。最後に調味料、コショウ、ゴマ青のりを振りかけ、紅ショウガをひとつかみのせる。そばはソフト麺。ソースはカープソース。
名物のタンポポ焼きは、麺をあまりほぐさずにコーンとチーズを乗っけて蒸すように焼く。そのまま最後まで麺にはあまり触らず、上にお好み焼き本体がのせられる。また、仕上げに怪しげなカレー風味のソースがかけられる。これが結構美味しい。
店内に入ると、鉄板の上には大量のお好み焼き。そのほとんどが持ち帰りや出前のお好み焼き。相変わらずの人気。久しぶりのご主人も、少し殺気立っていて、挨拶もそこそこにタンポポ焼きの注文。私のお好み焼きを焼いている間にも、電話注文はひっきりなし、奥さんはほとんど電話対応に追われている。このコンビを見るのも久しぶりだなぁ。
しばらくして私のお好み焼きが焼き上がる。久しぶりのカレーソース。これってクセになるんだよね。で、熱々の鉄板と格闘しながらお好み焼きを完食。親父さんは元気そうで安心したし、店も相変わらず繁盛している。こちらの店にはナカナカ来る機会が作れないけれど、忘れられない程度には食べに来よう。そうそう、ハンバーグ焼きはサスガにメニューから姿を消していた。ちょっと残念。(2010.12)