おりーぶの木 (おりーぶのき) 

    地御前のJA広島病院近くにあるイタリアン。シックな店構えだが、店には靴を脱いあがる。入り口付近に、まるで銭湯のような下駄箱があるので、そこに靴をしまっておく。そうして奥に進むと、細長い店内は薄暗く、木材の暖かさのある内装。右手にカウンターが10席。左手に掘りのテーブルが6席×4。なんとも不思議な雰囲気。

    ランチは一種類のみ。前菜4〜5種、ガーリックトースト、シェフの気まぐれメイン、デザート盛り合わせ、コーヒー。量が少なめで、値段も高め。でも、充分納得できる内容になっている。平日の昼に慌ただしく訪れるよりも、土日の昼に訪れてゆっくりとランチを楽しみたいところ。

    廿日市市地御前1-2-14
    0829-20-3668
    開店時間:11:00-15:00 17:00-24:00
    定休日:水曜日
    ※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、開店時間や定休日が変更されている可能性があります。


    もう一言
    遅めの昼飯、あまり時間を気にしなくても良かったので、前々から気になっていた、おりーぶの木で昼をとることにした。店の前に車を停め、中に入ろうとすると、本日のランチが目に入った。なんと1500円。まぁ、安いメニューもあるだろうと怖々入ってみる。

    で、テーブルに腰を落ち着ける。ランチのメニュー表はどこにも見当たらない。シェフはにこやかに、今日のランチはチキンのマスタードソースになると告げてきた。もう、腹をくくってそれを注文。まぁ、たまにはそんな贅沢も良いか。

    ほとんど時間をおかず、前菜の登場。スズキのカルパッチョ、ラタツィユ、イカのフリット、白身魚の大葉揚げ、プチトマト。おぉ、うんまい。そうして、ガーリックトーストの登場。もうジュワンジュワンとバターとガーリックがあふれ出すトースト。思わずワインが飲みたくなる。

    そうして、少し間を置いてメインディッシュ。チキンのマスタードソース。ソースにはシメジと椎茸。あとマッシュポテトが添えられている。この濃厚なマスタードソースは大好き。ふと、バジルの洋風ハンバーグを思い出した。なんとなく似ているな。

    デザートはピオーネとプディング。これにコーヒーが付いてくる。うーん、食べたりないぞ。これで1500円は正直言って高い。でも美味いんだよね。これはもう、腹を割りきって昼から飲んでしまうのが良いかもしれない。ワインを頼んで、パスタなども追加注文しちゃえば、もう値段なんて関係ない。美味しさだけが残るはず。次回は夜に来るか昼酒にしよう。(2010.7)