広島つけ麺の専門店。県道五日市筒賀線から植物公園に向かう道沿いにある。店内はテーブル9席、座敷5席×2。座敷には堀がある。つけ麺はチャーシューと鶏ササミの二種類がある。昔はチャーシューだけだったが、チャーシューが苦手な人のためにササミも始めたとのこと。野菜はキャベツ、キュウリ、ネギがたっぷり乗っている。並盛りだと、麺と野菜の量がちょうど同じぐらいで、ちょっと麺が貧相に感じるほど。
ツケだしは、0〜10倍の辛さを指定できる。普通の辛さはは、3・4倍とのこと。10倍以上の辛さも指定できるようだ。テーブルにはすりゴマが置いてあり、好みで好きなだけ使っても良い。また、特製の肉むすびもお奨めとのこと。つけ麺以外に、ちょっと一杯飲むためのアテも少しそろえてある。
駐車場は、少し坂を上がったところに2台、建物の裏手に3台ある。店の前にも駐車スペースはあるが、非常に狭いので、それら5台の方に停めた方が良い。
店内は満席に近い状態。かなり繁盛している様子。カウンター席に陣取り、鶏ササミの並を注文。どうやら、鶏ササミは20食限定ではなくなったようだ。で、辛さは3倍を指定。以前、5倍を指定して、辛すぎで美味しくなかった反省で少し控えめにしてみた。そして、じっくりと待つ、待つ、待つ。そうだった。ここは調理にすごく時間がかかるんだったなぁ。まぁ、今日は時間に余裕があるから大丈夫。そうやって、待っている間も、新たな客がひっきりなしに訪れる。ホント、繁盛してるなぁ。
で、やっと出てきたつけ麺は、相変わらず野菜たっぷり。麺が隠れて見えないほど。つけダレは、3倍だとかなり辛さが弱い。でも、辛すぎるつけダレに、恐る恐る麺をつけて、滴るタレをふるい落として食べるより、これぐらいの辛さにどっぷり麺をつけて、滴るタレを逃がすものかとズルズルすすったほうが美味しいな。でも、やっぱりちょっと物足りない。私の場合は、4倍ぐらいが丁度良いかな。(2005.2)
先客は2名なのだけれど、その2名の元にさえもつけ麺は出ていない。厨房を覗くと、まだ麺を茹でている様子。これは時間がかかるかなとヤバい予感。その予感は見事的中。さらに持ち帰りの注文があったようで、私のつけ麺が出てくるまで20分近くかかった。
ここの麺は、茹でた後丁寧に水で締めて、その後ゆっくりと水切りをするので、非常に時間がかかる。無理に機械にかけたり、振ったりして水切りをしないのは、なんらかのワケがある様子。ともかく、この方法が一番美味しく食べられるってコトだけは間違いない。
そんなワケで、私はかなり待ってつけ麺にありついた。つけ麺の皿が以前と変わったようで、少し深皿になっている。そこに麺が隠れるほどのキャベツ、キュウリ、ネギ。麺がどこにあるのか分からないほど。深皿になった分、余計に麺が探しにくい。
その後は、もう一心不乱に食べ続ける。キャベツ、麺、きゅうり、ネギ、麺、チャーシュー。麺を食べる頻度が異常に少ない。なんだか茹で野菜の盛り合わせを食べている気分。もしかして、皿が変わっただけじゃなく、量も増えたのじゃないかな。いくら野菜大盛りと言っても、こんなに多かったっけ?まぁ、久しぶりだし、よく覚えてないけれど。
そんなこんなで完食は出来たけれど、もうお腹いっぱい。今度から大盛りだけは止めておこうと後悔してしまった。そうそう、やっぱり辛さは4倍が私好み。5倍は私の思いとは裏腹に、麺にタレを絡める手が縮こまってしまい、おもしろみが無くなる。もっとヒタヒタにどっぷり浸けた方が私好み。なんだか同じ過ちを何度も繰り返しているなぁ。(2007.3)
でも、つけ麺を食べるのに、我慢大会のようになっちゃ楽しめないし、私には6倍ぐらいがちょうど良いかな。でも、たまには10倍も面白いな。それにしても、ここのつけ麺は野菜がたっぷりだよね。このキャベツがなんとも美味しい。(2009.8)
しかしまぁ、人生そのものが勘違いで成り立っている私としては、もう10辛だろうが、100辛だろうが関係ないのであるが、サスガに100辛を食べてしまうと、人生勘違いどころか、人生が終わってしまいかねないので、今日も10辛での注文。
などと、ワケ分からないことを考えつつ、いつものようにつけ麺を食べ、いつものように店主のあいさつを背中で聞きながら、店をあとにしましたとさ。(2012.10)