串焼き屋。以前は「炭焼小屋」という名前だったが、2004年11月に改装し、名前も新たに「おおつぼ」となった。ちなみに漢字では「【口卒】啄」と書く。口偏に卒と言う文字はJISに登録されていないので、インターネット上で使用不可のようだ。ちなみに「おおつぼ」とは、中国の言葉。その意味は、店へ行けばメニューの裏表紙に書いてある。
店はとっても暗く、入りづらい。一見、とても営業しているようには見えない。それでも、店の前面を覆っている小さな通路を通り、入り口にたどり着くと、明かりがともっているので、営業されていることが分かる。店内へは靴を脱いであがる。シットリと落ち着き、木材を用いた和の雰囲気。席はカウンターが12席。テーブルが4席×2、6席×1。席にはいくつかの工夫があり、カウンター席を開くと荷物入れになっている。また、カウンター席では、席数が増える魔法の技があるようだ。
串は約40種類用意されている。以前は焼いた串に自家製のポン酢をかけていたが、新しい店では塩やタレなど、素材に見合った味付けで出てくる。また、主人のお任せコースがあり、これをお願いするとお勧めの串が一通り出てくる。コースの値段は特に設定されていないが、良心的な範囲で見繕ってくれるのでありがたい。仕入れが安定せずメニューに乗せられない逸品が登場することもある。
串の他にも炭火焼きや、酒に合いそうな一品物が揃っている。焼むすびや茶漬けなどのご飯物もある。また、酒類は、ワインや日本酒、焼酎も用意されており、特に焼酎の品揃えが多い。なお、突き出し代わりにでてくるキャベツは100円をとられるが、食べ放題。キャベツが無くなっても、直ぐに新しい物を皿に盛ってくれる。
店のスタッフは、主人をはじめフレンドリーで、客のあいまいな要望を丁寧に聞き取り、それに見合った物を提供してくれる。何が食べたいか、何を飲みたいか、悩んだときは相談してみるのが一番。それが「おおつぼ」の由来でもあるようだ。ちなみに、こちらの店も李白やの系列。
お値段は、大人の男性3人が、お腹に少し余裕を残すぐらいまで食べて、飲んで12000円ぐらいだった。
なお、15歳未満のお子様づれの方はご遠慮させて頂いてるとのこと。