閉店 かめちゃん
お好み焼き屋。以前「あご八」があったトコロに入っている。2003年8月8日オープン。開店当初から、あご八時代の常連さん達も、すんなりこの店に馴染んでいるように感じる。店内は長細く、席は鉄板5席、テーブル4席、鉄板のないカウンター5席。
お好み焼きは、生地を広く引き、魚紛を振りかけ、細目のキャベツ、もやし、天かす、肉と乗せてゆく。そうしてしばらく火に掛けた後、鉄板に油をひいて、その上にひっくり返す。うどんの場合は、生地の上に直接うどんを置き、その上からキャベツなどを乗せてゆく。ひっくり返した後は、じっくりと焼き上げる。仕上げはコショウ、青のり、ゴマ、きざみネギ。そばはソフト麺。ソースはオタフク。大きさはちょっと大きめ。時間をかけているせいか、こんがりとした焼き上がりになる。マヨネーズは自由に掛けられる。
お好み焼きは、相変わらず時間をかけて焼き上げる。丁度先客が居なかったから良かったけれど、これで先客が沢山いたら時間がかかっちゃう。
で、焼き上がったお好み焼きは、やはりこんがり。こんがりを通り越して焦げもある。でも、ここの小母ちゃんは少々の焦げは気にしていない様子。お好み焼きって、やっぱりこういうもんだと思う。細かい事を気にしていたら、その前に誰が座っていたのか分からない鉄板で、直接ヘラで食べることなんて出来ない。
今日のおばちゃんは、常連の奥さんや、ご隠居さんの相手をしながら、ひっきりなしに訪れる客のお好み焼きを順々に焼いていた。そうそう、お好み焼き屋ってそういうもんなんだよね。お好み焼きを食べて世間話をする。それこそがお好み焼き屋の昔ながらの姿なんだろうな。(2007.11)