閉店  酔心 (すいしん) 

    酔心の五日市店。店内は一見狭く、テーブル4席×3、2席×2。でも、奥にあがりの座敷が2部屋。あと2階は広いお座敷になっていて、25席ある。客層は年配の方が多く、顔なじみの常連さんが多い。昼時は満席になることもあり、常連客が率先して合い席を申し出ていた。そんなアットホームな一面もある。

    名物の釜飯は、いろんな定食が用意されていて、結構楽しめる。ちなみに普通の釜飯定食に付いてくるおかずは、日替わり定食と同じ物。釜飯はちょっと時間がかかるらしく、注文時に「お時間がかかります」と確認してくれる。また、釜飯の具を選ぶことも出来、カニ、ホタテ、エビ、カキ、穴子の5種類がある。釜飯以外の定食は、注文から出てくるまでかなり早い。

    昔は、箸入れが便せんになっていて、端に酔心のコマーシャルソングの歌詞が載っていたが、今は普通の箸入れになっている。残念。ちなみに、コマーシャルソングは作詞が永六輔、作曲が中村八大。

    広島市佐伯区五日市5-4-21
    082-922-8663
    開店時間:11:00-22:00
    定休日:火曜日
    ※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、開店時間や定休日が変更されている可能性があります。
    駐車場:あり


    もう一言
    お昼にちょうど良い店が見あたらなかったので、目に付いた酔心へ、目をつぶって入ってみた。私の中での酔心のイメージは、CMの「広島で2番目にやすーてうまい店」というキャッチコピーとは裏腹に、値段がべらぼうに高いとう印象。広島地元の人たちは、子供の頃からのすり込みで、そういう印象を植え付けられているのではないかな。まぁ、私だけかも知れないけど。今日はそんな印象を振り払うかのごとく、735円の日替定食を注文。内容は、豚肉と野菜のオムレツ、サラダ、切り干し大根と豚肉の煮物、赤だし、フリカケごはん、コーヒー。思ったよりも美味しかったけど、サラダのドレッシングが好きじゃない。あと、ごはんのフリカケは余計だった。(2004.4)

    なんだか釜飯が食べたい気分だったので、酔心。そう言えば改装してから初めてかも。店内に入ると、何処が変わったのかサッパリ分からない。でも、何となく清潔感が増したような気がする。壁を塗り直したのかな。で、席に座って、とりあえず釜飯。5種類の中から穴子を選択。穴子の釜飯って好きなんだよね。釜飯だけだと寂しいので赤だしも付けてみた。釜飯は時間がかかり、15分ほど待つとのこと。

    ホントにだいたい15分ほどで釜飯の登場。蓋を取ると、ダシの風味がぷーん。具は穴子、錦糸玉子、きざみ海苔、グリンピース。早速かき混ぜると、全体的にまだ水分を多く含んでいる様子。かき混ぜながら蒸気を逃がしてやると、プーンと磯の風味。穴子と海苔のコラボかな。

    ほどよく混ざったところで茶碗によそって食べてみる。ダシと醤油が強めの味付けで、おかずなんて要らない、これだけで充分食べられる。で、あっという間に3杯平らげた。3杯と言っても量は少なめ。今日は胃の調子が良くないのでちょうど良いぐらい。この値段で気軽に釜飯が食べられるってのは貴重だよね。そう言う気分の時はまた来よう。ただ、胃の調子が良いときにはちょっと物足りないかな。(2009.1)