閉店 酔心 (すいしん)
酔心の五日市店。店内は一見狭く、テーブル4席×3、2席×2。でも、奥にあがりの座敷が2部屋。あと2階は広いお座敷になっていて、25席ある。客層は年配の方が多く、顔なじみの常連さんが多い。昼時は満席になることもあり、常連客が率先して合い席を申し出ていた。そんなアットホームな一面もある。
名物の釜飯は、いろんな定食が用意されていて、結構楽しめる。ちなみに普通の釜飯定食に付いてくるおかずは、日替わり定食と同じ物。釜飯はちょっと時間がかかるらしく、注文時に「お時間がかかります」と確認してくれる。また、釜飯の具を選ぶことも出来、カニ、ホタテ、エビ、カキ、穴子の5種類がある。釜飯以外の定食は、注文から出てくるまでかなり早い。
昔は、箸入れが便せんになっていて、端に酔心のコマーシャルソングの歌詞が載っていたが、今は普通の箸入れになっている。残念。ちなみに、コマーシャルソングは作詞が永六輔、作曲が中村八大。
ホントにだいたい15分ほどで釜飯の登場。蓋を取ると、ダシの風味がぷーん。具は穴子、錦糸玉子、きざみ海苔、グリンピース。早速かき混ぜると、全体的にまだ水分を多く含んでいる様子。かき混ぜながら蒸気を逃がしてやると、プーンと磯の風味。穴子と海苔のコラボかな。
ほどよく混ざったところで茶碗によそって食べてみる。ダシと醤油が強めの味付けで、おかずなんて要らない、これだけで充分食べられる。で、あっという間に3杯平らげた。3杯と言っても量は少なめ。今日は胃の調子が良くないのでちょうど良いぐらい。この値段で気軽に釜飯が食べられるってのは貴重だよね。そう言う気分の時はまた来よう。ただ、胃の調子が良いときにはちょっと物足りないかな。(2009.1)