閉店  食卓屋 (しょくたくや) 

2008年3月16日をもって閉店されました。

井口台の大通りに面したラーメン屋。テールしょうゆラーメンがウリ。木材を使用したちょっと暗めの店内。厨房の明るさと、客席の暗さがとっても対照的だった。席数は、テーブルが6席×2、カウンターが10席。お昼は店内禁煙。

ラーメンは、チャーシュー、メンマ、モヤシ、ネギ、煮玉子半分。麺は細麺だった。セット物は、ラーメン、ごはん、漬け物という内容。ばくだんむすびは具が煮玉子。ちょっと半熟。チャーマヨおむすびはチャーシューをマヨネーズであえたモノが具になっている。

客が少ないときでも、注文からラーメンが出てくるまで、ちょっと時間がかかるように感じた。もし、満席だったら、結構待たされるかも。でも、忙しい時間帯は人員を増やすかもしれないので、何とも言えない。

駐車場は店の隣にあった。結構広いが、出口が狭い。大きな車だと出入りに苦労しそうな気がした。

広島市西区井口台2-21-12
082-270-5711
開店時間:11:30-14:00 17:30-スープがなくなるまで
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、開店時間や定休日が変更されている可能性があります。
駐車場:6台


もう一言
初めての食卓屋。テールしょうゆが有名と聞いていたので、それを注文。あと餃子とばくだんおむすびも注文。テールしょうゆは、もっと脂とトロミが多いのかと想像していたが、意外とアッサリ。ホントにコラーゲンが摂取できたのかな?と思うほどアッサリ。でも、旨いので全部飲み干してしまった。逆に麺は柔らかすぎで、私には合わなかった。次回は、出来るならば、堅ゆでをお願いしてみたい。(2004.2)

ネギそばを食べてみる。麺は堅めでお願いしてみた。スープがビックリするほどアッサリ。ベースはテールスープのように感じた。でも、テールでこんなにアッサリなんて信じられない。私の舌はそんなに高性能じゃないし、たぶん勘違いだろう。いやいや、前回食べたテールラーメンも、えらくアッサリしたスープだったよなぁ。やっぱりテ一ルなのかな。それにしても、やっぱり麺が柔らかい。やはり細麺だからかな。ウカウカしているとすぐにフニャフニャになっちゃいそう。なので、アツアツのところを一気に食べちゃった。大満足。私の舌が猫舌じゃなくて良かった。こういう面では高性能な舌なのだ。(2004.3)

ネギそばを食べるつもりが、むらむらとテール丼のコトが気になってしまい、テール丼を注文。ご飯の上に、テールの玉子とじが乗せられている。玉子とじの中には、他にネギ、ニンジン、玉ネギが入り、仕上げに刻み海苔と、きざみネギがかけられている。味は、かなり薄め。あきらかに、ラーメンと一緒に食べることを前提に味付けされている。単品で食べるのは、かなりしんどかった。大失敗。(2004.6)

ここのとこ、食卓屋といえば、ねぎそばしか食べていなかったけど、今日は試しにつけ麺を注文してみた。店の外の灼熱地獄を思えば、当然の選択である。つけ麺は、さすがに調理に時間がかかるようで、ねぎそばに比べて僅かに待ったような感じ。そうして出てきたつけ麺は、思ったよりも少な目。真っ赤なツユの上にはゴマが浮いている。細めの麺の上に盛られているのは、キャベツ、もやし、ねぎ、チャーシュー、トマト。……ト、ト、トマトぉぉぉ???

いわゆる広島つけ麺なのだけど、随分と食卓屋色が濃厚に出たつけ麺って感じ。早速いただくと、ツユは程良いとろみで、麺に良く絡まる。その麺は、ラーメンの時と同じ物のようだけど、なんだか暖かいスープに浸かっているときよりも、美味しい食感。これは細麺だからなのかなぁ。この麺で、東京式のつけ麺も食べてみたい。その麺の量は随分と少な目に感じたけど、その分野菜やチャーシューが多め。でも、やっぱり大盛りにしないと物足りない。次回はつけ麺の大盛りを食べてみよう。でも、高菜むすびって選択肢も良いなぁ。そうそう、トマトは意外と辛いツユにマッチしていた。(2005.8)


久々に食卓屋へやって来たら、新メニューで、ピリ辛ねぎそばが登場していた。せっかくの新メニューを食べないと胃袋が文句を言いそうなので、それを注文。しばらくすると、厨房からぷ〜んとラー油の良い香りが漂ってくる。そうして間もなく、ピリ辛ねぎそばの登場。

ピリ辛ねぎそばは、やっぱり赤い。ノーマルねぎそばと比べて明らかに赤い。どうやら、ラー油の赤がスープの上に浮いている様子。スープを早速一口飲むと、ねぎそばの軽いスープの中にラー油の辛み。こうやって辛くなると、スープの軽さが際だつなぁ。あと、具としてザーサイが入っていた。テール肉もいつもより多めに入っていたような気がするけれど、これは気のせいかも。

そうやって、食べ進んでゆくうちに、だんだんと舌の上に辛さが蓄積されてゆく。最初の一口はそんなに辛くなかったけれど、最後の方は少し辛目。でも、ピリ辛の名の通り、辛くなり過ぎはしない。ただ、完食後、正体不明の物足りなさを感じた。うーん、ねぎそばのスープではラー油に対して軽過ぎるのかなぁ。(2006.2)


このところ、夏場の食卓屋に訪れると、つけ麺ばかりを食べていた。もともと細目の麺だったので、温かいラーメンよりも冷やした麺の方が食感も良かったし、なんといってもトロミのあるツユがその麺に合う。ラー油の風味が香り、辛さも強いけど、それを受け止める旨味もシッカリとある。少々辛目にしても、辛さだけが目立って浮つかないところがお気に入り。王道の広島つけ麺からすると、ちょっと異質だけれど、とにかく好きなんだから、しょうがない。

そんなワケで、今日もつけ麺を食べるつもりで暖簾を潜ってみた。潜って、席について、おもむろにつけ麺を注文しようとすると、私の目に「冷やし塩とんこつ」の文字が飛び込んでくる。私の思考は一気に停止へと向かい、気付いたらその新メニューを注文していた。

注文後になって、私の思考は一気に回転し始める。やはり冷たいスープなのだろうか。麺は水でしめるのだろうか。もしかして、最近の流行りでアイスが乗っかっているのかも。それともかき氷入りかな。などと、回転はし始めたものの、やや空回り。そんな空回りを数百回転ほどさせた頃、冷やし塩とんこつが登場。サスガに、ちょっと時間がかかったようだ。

早速、どんぶりを眺めてみると、他の温かいラーメンと比べて少し小さめのどんぶり。その中に白濁色のスープが張ってある。早速レンゲで一口飲んでみると、意外に冷たくない。冷たいスープと言うよりは、温かくないスープと言った印象。スープにはトロミがあり、温かい塩豚骨と基本は同じように感じた。次ぎに麺を啜ると、グイッとごま油の風味が香る。そして冷たい。何故かスープよりも麺の方が冷たく感じる。麺はいつもの細麺だけれど、水で締めてありコシが強い。やっぱり、ここの麺は水で締めた方が好きだなぁ。

次は具を物色。もやし、レタス、ネギ、チャーシュー、卵。どれも麺同様に冷たい。スープの常温ぶりが際だつけれど、スープを冷やしすぎると舌が鈍感になって、より強めの塩分じゃないと満足できなくなりそうだし、この温度が丁度良いのかも。そもそも、麺を冷たく食べるという目的は充分果たしているもんね。

そんなこんなで、麺をゴシゴシと啜りこんで、スープも完食。夏本番を迎えたばかりに、このクールダウンは有り難いなぁ。まだ、新メニューとして登場したばかりだし、今後、時間を重ねるとドンドン良い方向へ変化してくれそうで、楽しみだなぁ。こりゃ、夏場は、つけ麺、冷麺、冷やしラーメンのローテーションが楽しいかも。(2007.7)


久しぶりにネギそばを食べる。やっぱりネギそばはいいね。最近は、この柔らかめの麺にも慣れてきた。慣れてくると案外良い。この優しいスープには、優しい麺が合うのだろう。ただ、はからずもこのネギそばが最後のネギそばになってしまった。残念で仕方がない。(2008.3)