長期休店中(閉店したのかも)  木舟 (きふね) 

    そば屋の木舟が、ギャラリー&カフェとして復活。場所は、以前の木舟の北隣になる。店内はシックにまとまっていて良い雰囲気。太陽光線をふんだんに取りこんで、明るいのも良い。内装は、以前の店で使用していた物を再利用しているとのこと。それらが良い味を出している。席は、テーブル席が4席×3。スペースを広くとってあるので、ゆっくりと過ごせる。客層は、マダムが中心。

    食事は瓦そばのみ。昔とまったく同じ瓦そば。熱々の瓦の上に、茶そばが盛られ、その上に、錦糸玉子、牛肉、海苔、ネギが綺麗に並べられている。あと、紅葉おろしとレモンも付いてくる。つけ汁は温かく、甘めの味付け。

    全体的に、お食事よりもカフェとしての色合いが強い。あと、別室にギャラリーがあり、アクセサリーや衣服が展示されていて、購入もできる。それを目当てに来店する客も多い。

    広島市佐伯区五日市7-3-24
    082-922-6655
    開店時間:11:00-17:00
    定休日:月曜日、火曜日
    ※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、開店時間や定休日が変更されている可能性があります。
    駐車場:なし


    もう一言
    久々に木舟の瓦そばを食べた。前に食べたのは、いつだったか、思い出せないほど久しぶり。うろ覚えなので、自信はないけど、以前と全く同じだと思う。茶そばのカリカリ具合がお気に入り。(2004.5)

    もちろん瓦そばを注文。この店に来て瓦そば以外を選択するのは不可能。いや、可能だけれど、くず餅やジェラートではお腹はふくれない。しかたがないので、瓦そばを注文。いや、しかたがないというのは失礼千万。瓦そばが食べたいから、ここに来たのだろうが。

    などと、心の中で自分自身にツッコミを入れながら、焼き上がるのを待つ。しばらくして、店の奥からジャッジャッジャッと何かを炒める音が聞こえてくる。いよいよかと、胃袋を臨戦態勢に整えていたら、瓦そばのご登場。いや、久しぶりだな。

    まずはレモン。それを箸でクルリと搾って、残ったカスをつけダシに投入。この酸味がちょうど良いんだよね。で、豪快に茶そばを箸でたぐって、ズズズっ。うん美味しい。でも、もうちょっとパリッと感があっても良いな。あまりに豪快にたぐりすぎるので、茶そばの上の錦糸玉子やシイタケがゴロンゴロンと落下してゆく。それらを不器用にすくいながら、食べ進む。肉もネギも海苔も、その全てがドンドン落下してゆく。食べにくいけど、楽しいな。

    そうして、あっという間に全てを平らげた。最後に残ったダシもゴクリと飲み干して、ごちそうさま。瓦をちょっとさわってみると、まだ熱い。この熱々なのが良いのだろうな。などと感想を一人つぶやきながら、アイスコーヒーとくず餅で胃袋を締めて店を後にした。(2008.5)