閉店  蔵造 

    ラーメン屋。昔はむつみ屋系列だったが、チェーンから脱退したのか、新たに「蔵造」という店名に変わった。むつみ屋のウェッブサイトに、「『蔵造』と当店は一切関係がございません」との注意書きがあったのをみると、何かがあったのだろう。

    店内の雰囲気はあまり変わっておらず、席数はカウンターが5席。テーブルが2席×3、4席×3。こぢんまりとした店構えだが、客は多く、活気がある。店員もハキハキとして、明るい。以前の雰囲気のまま、店名とメニューを変えてみましたってな感じ。まぁ、細かいメニューには以前と似たようなトコが残っているけど。

    味噌屋と銘打っているだけあって、ウリは味噌ラーメン。特に、焦がし味噌ラーメンに力が入っているようだ。野菜と味噌を炒めたものをベースにした、トロミのあるスープ。麺はちぢれ麺。具はチャーシュー、もやし、ネギ。これに煎り焦がしたゴマがふりかけられている。メニューは、クッパセットやチャーマヨなど、むつみ屋の頃の名残も残っているが、牛丼などの新しい物も登場している。

    セット物はランチメニューとして、平日の11:00〜17:00まで。

    広島市西区草津新町2-29-34
    082-501-5371
    開店時間:11:00-24:00 ランチタイム(11:00-17:00)
    定休日:無休
    ※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、開店時間や定休日が変更されている可能性があります。
    駐車場:あり


    もう一言
     お昼を食べ逃しそうな雰囲気だったので、ちょっと買い物に寄ったアルパークで、むつみ屋へ入ってみた。そろそろお昼の2時になろうというのに、店内は満席に近い。私の後から入ってきた客は少し待たされていたようだ。

     今日は暑いし、ちょっとしんどいかと思ったけど、人気No1の濃厚みそらーめんを注文。そんなに待たされずに出てきた。濃厚みそは、思ったよりもくどくなく、スープも後を引くので、ついつい飲んでしまう。でも、やっぱり、備え付けの麦茶も大量に飲んでしまった。案の定、3時間ほどしたら、のどが渇いて仕方がなくなってきた。これって、ラーメンを食べた者の宿命として、あきらめなくちゃいけないのかなぁ。(2004.7)


     アルパークのむつみ屋の屋号が変わったらしい。そのメインメニューの焦がし味噌の名前に何となくひかれて、寒空の中を蔵造へと向かった。焦がし味噌なら、この冷え切った身体を胃袋の奥底から温めてくれそうな気がしたのだ。

     そんな訳で、席に座るやいなや焦がし味噌ラーメンを注文。味玉をひとつ付けてみた。注文後直ぐに、厨房から何かを炒めている音が聞こえてくる。これは、焦がし味噌を作っている音なのだろうか。ちょっとワクワク。

     その後、ちょっとだけ待ってラーメン登場。如何にも焦がし味噌ですといった感じの茶褐色のスープ。具は控えめで、大きめのチャーシュー、もやし、ネギ。何かトッピングを追加しないと少し寂しい。スープはとろみがあって濃厚。味噌はタマネギと一緒に炒められているようで、ドンブリの底にはタマネギが眠っていた。

     スープは確かに味噌味なんだけど、焦がし味噌と言うよりは、焦がしゴマ味噌といった印象。ゴマの風味が強すぎて、焦がし味噌の風味が負けてたのかな。あと、むつみ屋の頃よりもスープが飲みやすかった。塩分が少なくなったのかもしれない。(2005.2)