宮島街道沿いにポツンと佇む焼き肉屋。建物には相当年季が入っているけど、そこが良い味わいを出している。店内は少し変則的な形、奥に行くに従って部屋が狭くなっている。そこに効率よくテーブルを配置してあり、小さなカウンターが4席。座敷が4席×3。テーブルが4席×2。
店は夫婦で切り盛りされている。厨房に立つ寡黙そうな親父さんと、客の世話をこまめにみて、世間話にも花を咲かせる奥さん。メニューは、焼き肉がメイン。だけど、焼き肉以外の料理もそこそこある。特に冬はイノシシがあり、イノシシの焼き肉やぼたん鍋などを味わうことが出来る。更に、初夏頃から鮎が始まり、塩焼きや鮎汁が楽しめる。どうやら、親父さんが相当の山好きのようだ。夏は鮎釣り、冬はイノシシ狩りに興じているのかもしれない。