閉店 南大門 (なんだいもん)
岡の下川沿いにある焼き肉屋。2004年の台風被害後、外観を改装して綺麗になったが、歴史は随分長い。建物は2階建てになっていて、一階が駐車場。二階が店舗になっている。店舗はかなり広く、板の座敷が6席×11。テーブルが10席×1、4席×1。
焼肉はガスで焼く。コンロは机に埋め込んであり、あまり脂が飛び散らない。肉の種類はそんなに多くないが、サイドメニューが豊富で、子供連れでも楽しめそう。あと、店員は、みな丁寧で家庭的な雰囲気。笑顔で接してくれるので、居心地がよい。
男性の大人3人が、半端じゃなく飲み食いして17000円ぐらいだった。
昔と外観は変わってしまったけど、二階に上る階段は、なんだかノスタルジーを感じさせる。そう、子供の頃は、ワクワクしながら、この階段を上っていたよなぁ。そんな記憶が甦ってくる。店内はずいぶん様変わりしていて、座敷の占有率が増えている。更に、座敷は畳から板張りに変わっていた。昔は、畳のへり沿いに歩いて、座敷の端から端まで冒険したのに、それが無くなっているのは悲しいな。その冒険先で、見知らぬお姉さんにジュースをごちそうして貰った記憶が甦る。ずうずうしい子供だったなぁ。
で、早速焼き肉を注文。がっつりと焼いて食べる。大好きだった豆もやしがメニューに残っていて、なんだか嬉しい。店員さんの顔ぶれは全く変わってしまった。「ご飯ですよ」のコマーシャルの人と、ドリフターズの中本工事をかけ合わしたような顔の兄さんは、もうすでにいない。昔は良くかわいがって貰ったけど、元気にしているのかなぁ。
そして最後は、定番のビビンバを食べた。石焼きではないビビンバ。これを食べないと、南大門に来た気がしない。そして、昔そのままの味だった。今度は両親を連れて、食べに来よう。(2005.1)