閉店 つるや
お好み焼き屋。宮内交差点から佐伯町方面へ向かう道沿いにある、プレハブの建物になる。なじみの人間でないと、入りづらい佇まい。お好み焼き以外にも、カレーライスなどのご飯物もある。でも、客の注文はほとんどお好み焼きか、焼きそばに集中している。店内はがらんと広く、カウンター10席、うち鉄板は4〜5席。テーブルは4席×2。客層は、会社勤めの人たちがほとんど。持ち帰り客も多く、こちらは近所の主婦がほとんど。
昼時は客も、注文の電話も多いので、鉄板上はナカナカの修羅場になる。お好み焼きは、生地の上に麺を置く焼き方。水気の多い生地を鉄板に敷き、魚粉をたっぷり、その上に麺を置く。更に、キャベツ、天かす、もやし、豚バラ肉を載せて、しばらく放置。そうして、ひっくり返した後もしばらく放置。ほとんど、お好み焼きにさわらず、最後に軽く押し焼きする程度。仕上げは、味の素、青のり、胡麻が振りかけられる。ソースはオタフク。そばはソフト麺。
お好み焼きは、親父さんと奥さんの二人で手分けして焼く。親父さんは、一見怖そうなイメージ。奥さんは柔和なかた。客もほとんど常連さんだけの様子で、近所のお好み焼き屋さんの王道をひた走っている店だ。