千歳 (ちとせ) 

    コイン通りにある鉄板焼きのステーキハウス。ビルの3階にあり、エレベーターを降りて直ぐ正面が入口になる。初めてだと、扉の位置が分かりにくい。店内は奥に長細く、鉄板のカウンターが7席、テーブルが2席×1、6席×1。お店は女性二人で切り盛りされていて、ざっくばらんな雰囲気。

    サービスセットは牛肉が100g、千歳セットが150g。おまかせコースは要予約であわびも付く。セットの内容は、前菜3種、スープ、サラダ、ステーキ、ガーリックライス、デザート。ステーキ以外にもすき焼きやしゃぶしゃぶもある。こちらは2名以上からで、要予約。

    広島市佐伯区五日市中央5-19-2 シャンティ西村3F
    082-923-2737
    開店時間:17:00-22:00 日祝17:30-21:30
    定休日:無休
    ※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、開店時間や定休日が変更されている可能性があります。


    もう一言
    職場の先輩から噂を聞き、初千歳。その噂では広島牛のA5の肉を使っているとの事。カナリ期待をしての訪問。店に入ると、女性ふたりが迎えてくれて、鉄板前の席を勧められる。早速腰を下ろして店内を眺めると、意外にこぢんまりとしている。

    で、今日はセットをお願いしてみた。ふたつのセットメニューの違いは肉のグラム数とのこと。なので150グラムの千歳セットを選択。肉の種類も選べるのだけれど、今日はロースとフィレの半々をお願いする事にした。やっぱり両方味わいたいもんね。

    まずは前菜。牛肉と大根と豆腐の煮物、酢ナマコ、鯛の刺身とアンキモ。ナマコは柔らかくて美味しい。赤ナマコの様子。鯛も真っ当に美味しい。牛肉の煮物も豆腐に染みたスープが良い感じ。一気にビールを飲み干してお代わりしたちゃった。

    で、いよいよステーキ。その準備と同時にスープの登場。結構タップリで鳥つくね、水菜、しめじ、エノキなどが入っている。ビールを2杯飲んだ腹にはきつかったけれど、グイグイ飲んじゃった。具の多いスープって大好き。

    ステーキは銅の鉄板にガーリックチップを焼き、その風味の上で焼き始める。岩塩を振り、コショウを振って、サッと焼き上げる。焼き上がった肉は皿に盛って出してくれるので、焼けすぎる心配はない。肉には岩塩を振ってあるけれど、それとは別に岩塩を盛ってくれ、他にポン酢も出してくれた。

    早速、ロースを食べてみると、結構柔らかい。でも柔らかすぎる事はないので、肉を食べている感触は味わえる。でも、やっぱり霜降りが多いのでかなり脂分が強い。フィレもロースほどではないけれど、やっぱり脂分を感じる。うーん、美味しいけれど、沢山は食べられない。やっぱり、良い肉って霜降りが決め手だから、しょうがないのかな。私には安い赤身の方がお似合いかも。

    肉を食べていると、今度は野菜炒め。シメジがタップリで醤油で風味付けしてある。シャキシャキと美味しい。そうしてシメのご飯はガーリックライス。チャチャっと炒めあげて茶碗で出してくれた。みそ汁と香の物が付いてきてお腹は一杯。そこにオレンジのシャーベットで締めくくり。

    店の主人は、鉄板の前であれこれと世間話をしながら、手際よく調理を進めていく。その姿はまるでお好み焼き屋のおばちゃんの様。食べた物は遙かに高級だったけれど、肩肘張らずに気楽に食事を楽しむコトが出来た。(2008.12)