鳥さだ (とりさだ) 

    五日市駅近くにある串焼き屋。佐方にある「えんま」と同じ経営になるとのこと。2号店という位置づけなのかな。場所は、以前「J-CAFE」があったところになる。少し暗めの店内は、落ち着きがあり、老若男女に受け入れられやすい雰囲気。店員はみな若く、活気もある。席は、カウンターが8席。テーブルが4席×3、3席×1。上がりの座敷は掘りになっていて、4席×3。

    串焼きは帝釈峡のしゃも地鶏をメインに据えたラインナップ。メニューにある鶏はすべて、帝釈峡のシャモ地鶏を使用しているとのこと。その他に、牛や豚の串や、串物以外の一品料理もある。串焼きは、ガーリックをたっぷりと振りかけた物が多いので、苦手な人は確認しながら注文した方がよい。突きだしで出てくるキャベツはお代わり自由。お値段は、大人2人が軽く飲み食いして5000円ほどだった。

    あと、トイレの手洗いは、水の出し方が分かりにくい。どうしても分からない場合は、足下をよく見てみよう。

    広島市佐伯区五日市駅前10-13
    082-921-8754
    開店時間:不定休(月曜休が多い)
    定休日:17:30-0:30
    ※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、開店時間や定休日が変更されている可能性があります。


    もう一言
    凍えそうなほど寒い夜。気温と同様にお腹も寒かったので、何か食べるところはないかと思いめぐらしていたら、このお店のことを思い出したので早速行ってみた。前回訪れたときは、予約客の為に小一時間しか余裕が無く、ろくなものを食べることが出来なかったので、そのリベンジにもなる。

    雪が舞いそうなどんよりとした夜空をにらみつけながら、私は五日市駅から、スルリと鳥さだの中へと潜り込んだ。暖簾をくぐると、直ぐにカウンター席があり、ざっと見渡すと、カウンターは満席。スッと店員が奥から現れてきて、私を奥のテーブル席へと案内してくれる。奥のテーブルはまだ客が少なく、少し静かな雰囲気。とりあえず、腰を落ち着けて、ビールの注文。寒かったけれど、やっぱりビールが飲みたいな。そうして、パパっとメニューに目を通して、シャモの刺身と串を数本注文。

    しばらくして、ビールとキャベツの登場。店員さんは何も言わなかったけれど、このキャベツはお代わり無料と言うことは、前回の経験で知っている。このキャベツで飲むビールが旨いんだよなぁ。串焼き屋とトンカツ屋はキャベツ食べ放題だと、満足度が高まるよね。と独りごちながら、ビールを飲んでいると、刺身の登場。いよっ、待ってました。

    その刺身は、良く分からんけれど、ササミと胸肉らしきものが数切れ。どうやら、タレか柚子胡椒をつけて食べるらしい。さっそく、タレで食べてみると、肉自身が甘い。柔らかい。旨い。これは酒が欲しいと、燗酒の注文。酒がくるまでに、今度は柚子胡椒をつけてみたけれど、なんだか合わない。私はタレがいいな。

    そうやって、食べているうちに、串がドンドンと運ばれてきて、燗酒と共にどんどんカッ喰らう。特に記憶に残ったのは、つくね、ずり、きも。つくねは、軟骨入りの最近流行りのタイプ。ずりは、ジャリッと歯ごたえ最高。キモのネットリ感も酒にあって嬉しいな。などと堪能しているうちに、いつの間にか店内満席。またゆっくり訪れようと心に誓って、腹八分目、肝臓五分目でそうそうに店を後にした。(2007.1)