海老園 (かいろうえん) 

    何気ない生活路にポツンと佇むお好み焼き屋。元々、飲食店用に作られた店舗ではないようで、店内は無理矢理あつらえたかのような印象。入り口すぐに鉄板を置き、そこに3席。奥のテーブル席には鉄板がなく、4〜6人座れるテーブルが二つ。

    お好み焼きは、まず丁寧に鉄板に生地をひき、魚粉と昆布粉ミックスらしき粉を振りかけた後、キャベツをタップリ、もやし、天かす、豚肉と乗せていく。そうして調味料をひとつかみ振りかけ、つなぎの生地をかける。麺は鉄板に出してミックス粉を振りかけ、お好みソース、謎のタレ、だし汁で軽くほぐして炒める。

    本体はしばらく焼いた後ひっくり返し、生地をめくってだし汁を差す。そうして少し焼いた後、丹念に押し焼きして麺と合体。玉子を鉄板にかち割り伸ばして本体を乗せる。シッカリ焼いてからひっくり返して、ソース、削り節、青のり、刻みネギで完成。そばは袋麺、ソースはオタフク。

    広島市佐伯区海老園1-10-36-1
    082-921-7665
    開店時間:11:00-14:00 17:00-20:00 土日祝11:00-20:00
    定休日:水曜日
    ※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、開店時間や定休日が変更されている可能性があります。
    駐車場:あり


    もう一言
    久しぶりの海老園。店内に入ると、奥のテーブル席が随分と整理整頓されている。値段も安くなっているし、ラインナップも変わっている。カナリ印象が変わったなと思っていたら、どうやら別の方が経営されているらしい。でも、店名も電話番号もそのまま。こりゃ気がつきません。

    お好み焼きは少し味が濃いめ。だし汁の影響か旨味も強め。お好みソース以外にも謎のソースを麺に使ったりして、かなりオリジナリティを出している。オタフクソースも何やら手を加えている様に感じたけれど、真偽は不明。(2011.5)


    店名を冠した海老園焼きを食べた。海老園にある海老園の海老園焼きは海老入りのお好み焼き。などとワケの分からないことを言いながら食べる。海老以外にはシソが入っており、これがなかなか相性が良い。お客もひっきりなしで訪れているし、持ち帰りの電話も頻繁に鳴る。これを小母ちゃん一人きりでこなしているので、とても忙しそう。最近は、一台きりの駐車場もいつも車が止まっているし、なかなか訪れるチャンスがない。でも、また海老園焼きを食べに来たいな。(2012.1)

    海老園焼き。今回は麺抜きにしてみた。ちょっとご無沙汰していたけれど、小母ちゃんは覚えていてくれて、お好み焼きを焼きながら世間話。テレビから流れているニュースをネタにあれこれと話しているうちに焼き上がった。麺抜きなので、少し形が崩れている。骨抜きの軟体動物みたいな感じ。そうか、麺はお好み焼きの骨の役割もあるんだね。(2014.10)