湯来町から沼田へ伸びる道沿いにあるパン屋。金曜日と土曜日しか開いておらず、しかも偶然通りかかっただけでは、そこにパン屋があるとは気がつけない、そんなシチュエーションと店構え。店舗は、普通の農家そのままといった感じ。おそらく、民家を改装してパン工房にしているのだと思われる。
客層は、近所の方々がほとんど。だと思われる。軽装で訪れて店の奥さんと世間話をする人、遠出の難しそうな老齢の方々、馴染みのご予約さん等々。と言っても、この土地のシチュエーションから言って、数キロ先でもご近所さんなのでしょうけれど。
お店は、親子で切り盛りされているようで、奥でパンを焼かれている娘さんと、それをサポートするかのように売り場を切り盛りする奥さん。売り場は狭く、パンを陳列する場所も手狭。パンの種類は余り多くなく、少数精鋭でやり抜いている感じ。一度に焼く量が少ないのか、焼きたてのパンに巡り会う確率は高目。焼きたてを店の前に設置されたテーブルで山の風景を見ながら頬張るのが、なかなか乙。