とんかつ店。アルパークとヤマダ電機があるメインの通りから、ちょっと人通りの少ない側道に入ったところにある。駐車場が広くがらんとした雰囲気。一見、喫茶店のように見える。そして、やっぱり店内も喫茶店ぽい。茶色がベースの内装で、流れるBGMも、テーブルや椅子も、明らかに喫茶店っぽい。席は、テーブルが5席×4。カウンターが9席。あと、10人ほど座れる個室がある。
定食は、メインのカツ、サラダ、みそ汁、ごはん、漬け物、フルーツといった内容。サラダは、キャベツが大きめに刻んであって、シャキシャキと食感がよい。漬け物は2種、どうやら自家製のものも含まれている様子。とんかつソースは少し辛目。ごはんは、一見少なく見えるが、底が深いのでボリューム有り。テーブルには、ごま、塩、芥子が備え付けしてあるが、とんかつソースとドレッシングは注文後に新鮮な物を持ってきてくれる。ちなみにオリジナルかつはあんかけ。
そんな記憶を思い起こしながら、店へとはいる。そうそう、こんな感じのお店だったな。当時は気にしなかったけれど、ヤケに喫茶店ぽい印象だなぁ。というか、喫茶店に業種を変えたんじゃないの。などと心配しつつ、カウンターへ腰掛ける。メニューを見ると、とんかつのメニューがずらっと並んでいて一安心。カキフライに心轢かれつつも、今日はロースカツ定食を注文。
他に客が居なかったので、直ぐに私のカツが調理開始されて、あまり待たされずにカツの登場。皿に網が乗せられ、そこにキャベツとカツが乗せられている。カツは少し厚さがあり、赤身と脂身の境目が目に見えて分かる。こういうタイプのロースは、私好みの可能性あり。と心の中で呟きつつ、ガブリと一口。透明な肉汁がジュワっと拡がる。あぁ旨い。
衣は剥がれにくくちゃんと肉にくっついてるのも嬉しい。キャベツは大きく刻まれていて、シャキシャキと美味しい。漬け物は2種類。壺漬けと白菜漬け。白菜の方は自家製で優しい味。みそ汁は、普通に美味しい。ご飯は一見少なく見えるけれど、食べてゆくと、意外に多いことが分かる。それに、ご飯が結構美味しいのが嬉しいな。折角カツが美味しくても、ご飯がべちゃっとしていたら、残念感高まるもんね。
あと、定食が運ばれてくるとき、「お代わりがあれば言ってください」てな感じのことを言われた。もしかしたら、お代わり無料なのかも。でも、今日はお代わりする必要も無くお腹パンパン。次回はカキフライが食べたいな。寒いうちに、また来なくちゃね。(2006.12)
で、早速食べてみると、カキフライは普通に美味しい。けれど満足感はないな。やっぱり、カキフライ気分を満足させるには2個じゃ足らない。カキフライ定食にすべきだったと、ちょっと後悔。でも、コロッケは美味しい。逆にチキンカツはイマイチ。やっぱり、折角この店に揚げ物を食べに来たなら、ちょっとお高めの定食を食べた方が満足できるな。今度から、妥協はしない方が良さそう。(2007.2)
で、早速、タルタルソースにつけてがぶりと一口。ジュワッと熱い汁が口の中になだれ込む。ハフハフホフホフ熱すぎる。で、落ち着いてもう一口。やっぱりハフハフホフホフ。
今度は普通のソースにつけて食べてみる。このソースはとんかつと同じソースかな。食べ比べてみて、とんかつソースの圧勝。私の好みはこっちだな。香ばしさが増して、カキに良く合う。
後は、ご飯と共にカキを食べ尽くすだけ。たった4粒だけれど、とんでもない4粒。あっという間にお腹はいっぱい。これで1000円は嬉しいなぁ。また来年も食べに来なくちゃね。(2008.3)
私の注文後、後からきた客も立て続けにカキフライの注文。人気だなぁ。というか、店主が積極的に勧めているのだけどね。まぁ、あれだけ美味しければ、勧めるのも当然というもの。
で、結構時間がかかって私のカキフライが登場。相変わらずのビックサイズ。干し柿のような大きさ。そんなカキフライが3粒。あれ、去年は4粒だったはず。うーん、実質値上げか、仕方がないなぁ。
でも、3粒とも言えども、そのボリュームはたっぷり。早速かぶりつくと、アツアツホフホフ。うかつに勢いよく行くと口の中大やけどだな。
今回もタルタルソースとトンカツソースの両方を試してみたけれど、やっぱりトンカツソースの方が合う。ここまで確かめたら、あとは一気に食べ進むだけ。気がついたら、カキフライは目の前から消え去っていた。うーん、今シーズンもう一回は食べたいなぁ。(2009.2)
だしカツ丼は、そんなに時間がかからず登場。ご飯に上にキャベツの千切りが盛られ、その上にカツが乗せられている。ぱっと見た目は、ソースカツ丼。カツにダシを含ませて、ソースカツ丼風にしたのかと納得。
納得したので、早速カツを一口。うん、確かにダシを吸っている。で、ご飯を食べようとしてビックリ。ご飯がヒタヒタのダシに浸かっていた。これは、ダシ茶漬けの上にキャベツの千切りとカツを乗せたと言ったほうが良いかも。ソースカツ丼風じゃありませんでした。
で、箸をスプーンに持ち替えて、ご飯とカツを食べ進む。あぁ、これは新鮮だなぁ。油を吸った衣も、ダシでサッパリと食べることが出来る。ただ、このダシはカツに吸わせるにはちょうど良いかもしれないけれど、ご飯にぶっかけるにはちょっと味が強いなぁ。全てがこの味に支配されていて逃げ場がない。最後はちょっと食べ飽きちゃった。(2013.6)
注文後、そんなに待たずに登場。カキは普通サイズ。しかも4粒だけ。あのトンデモナイ大きさには、もう二度と出会えないんだろうな。まぁ、他店と比べると十分な大きさではあるんだけどね。聞くと、草津で上がったカキを使っているとのこと。先代は広島産じゃないと言っていた記憶があるので、仕入れが変わったのかもしれない。それは仕方がないかな。ただ、カキフライは油の切れの悪さが気になった。どうしても先代と比べてしまうよね。(2014.3)