味楽亭 (みらくてい) 

    とんかつ店。アルパークとヤマダ電機があるメインの通りから、ちょっと人通りの少ない側道に入ったところにある。駐車場が広くがらんとした雰囲気。一見、喫茶店のように見える。そして、やっぱり店内も喫茶店ぽい。茶色がベースの内装で、流れるBGMも、テーブルや椅子も、明らかに喫茶店っぽい。席は、テーブルが5席×4。カウンターが9席。あと、10人ほど座れる個室がある。

    定食は、メインのカツ、サラダ、みそ汁、ごはん、漬け物、フルーツといった内容。サラダは、キャベツが大きめに刻んであって、シャキシャキと食感がよい。漬け物は2種、どうやら自家製のものも含まれている様子。とんかつソースは少し辛目。ごはんは、一見少なく見えるが、底が深いのでボリューム有り。テーブルには、ごま、塩、芥子が備え付けしてあるが、とんかつソースとドレッシングは注文後に新鮮な物を持ってきてくれる。ちなみにオリジナルかつはあんかけ。

    広島市西区草津新町2-17-7
    082-277-0298
    開店時間:11:00-14:00 17:00-20:30(月曜日は昼のみ)
    定休日:火曜日
    ※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、開店時間や定休日が変更されている可能性があります。
    駐車場:11台


    もう一言
    約10年ぶりに味楽亭でお昼を食べた。その当時は、今の倍以上の食欲を備えていたので、かなり物足りなかった記憶がある。確か、ご飯のお代わりが有料だったから、沢山食べられなかったのだ。

    そんな記憶を思い起こしながら、店へとはいる。そうそう、こんな感じのお店だったな。当時は気にしなかったけれど、ヤケに喫茶店ぽい印象だなぁ。というか、喫茶店に業種を変えたんじゃないの。などと心配しつつ、カウンターへ腰掛ける。メニューを見ると、とんかつのメニューがずらっと並んでいて一安心。カキフライに心轢かれつつも、今日はロースカツ定食を注文。

    他に客が居なかったので、直ぐに私のカツが調理開始されて、あまり待たされずにカツの登場。皿に網が乗せられ、そこにキャベツとカツが乗せられている。カツは少し厚さがあり、赤身と脂身の境目が目に見えて分かる。こういうタイプのロースは、私好みの可能性あり。と心の中で呟きつつ、ガブリと一口。透明な肉汁がジュワっと拡がる。あぁ旨い。

    衣は剥がれにくくちゃんと肉にくっついてるのも嬉しい。キャベツは大きく刻まれていて、シャキシャキと美味しい。漬け物は2種類。壺漬けと白菜漬け。白菜の方は自家製で優しい味。みそ汁は、普通に美味しい。ご飯は一見少なく見えるけれど、食べてゆくと、意外に多いことが分かる。それに、ご飯が結構美味しいのが嬉しいな。折角カツが美味しくても、ご飯がべちゃっとしていたら、残念感高まるもんね。

    あと、定食が運ばれてくるとき、「お代わりがあれば言ってください」てな感じのことを言われた。もしかしたら、お代わり無料なのかも。でも、今日はお代わりする必要も無くお腹パンパン。次回はカキフライが食べたいな。寒いうちに、また来なくちゃね。(2006.12)


    そういうわけで、牡蠣フライを食べに行ってみた。カキフライ定食にしようかと思ったけれど、メニューを見ると、お任せ定食がカキフライ、チキンカツ、コロッケの内容。思わず、それを注文。今日は客が多いので、少し時間がかかって定食の登場。カキフライ2個、チキンカツ数切れ、コロッケ1個。皿には網が敷いて無く、揚げ物がそのまま乗っかっている。なるほど、こういったところにも値段の高い定食との差が出てるんだ。付け合わせのキャベツも、なんだか以前と違う印象。

    で、早速食べてみると、カキフライは普通に美味しい。けれど満足感はないな。やっぱり、カキフライ気分を満足させるには2個じゃ足らない。カキフライ定食にすべきだったと、ちょっと後悔。でも、コロッケは美味しい。逆にチキンカツはイマイチ。やっぱり、折角この店に揚げ物を食べに来たなら、ちょっとお高めの定食を食べた方が満足できるな。今度から、妥協はしない方が良さそう。(2007.2)


    今年もまたカキフライを食べに行ってみた。前回の反省を踏まえて、カキミックスは避けて、ノーマルのカキフライ定食を注文。定食は、少し時間がかかって登場。もう、ビックリするぐらい大粒のカキが4粒。例えるなら、干し柿のような大きさ。って、変な例えだな。

    で、早速、タルタルソースにつけてがぶりと一口。ジュワッと熱い汁が口の中になだれ込む。ハフハフホフホフ熱すぎる。で、落ち着いてもう一口。やっぱりハフハフホフホフ。

    今度は普通のソースにつけて食べてみる。このソースはとんかつと同じソースかな。食べ比べてみて、とんかつソースの圧勝。私の好みはこっちだな。香ばしさが増して、カキに良く合う。

    後は、ご飯と共にカキを食べ尽くすだけ。たった4粒だけれど、とんでもない4粒。あっという間にお腹はいっぱい。これで1000円は嬉しいなぁ。また来年も食べに来なくちゃね。(2008.3)


    昨年の11月の終わり頃、カキフライがあるかなと訪れたら、まだなかった。なのでリベンジでの訪問。店の前に車を止めて、急ぎ足で店内へと向かう。そうして、奥のテーブル席に座って、メニューを見るとカキフライがある。もちろん、それを注文。

    私の注文後、後からきた客も立て続けにカキフライの注文。人気だなぁ。というか、店主が積極的に勧めているのだけどね。まぁ、あれだけ美味しければ、勧めるのも当然というもの。

    で、結構時間がかかって私のカキフライが登場。相変わらずのビックサイズ。干し柿のような大きさ。そんなカキフライが3粒。あれ、去年は4粒だったはず。うーん、実質値上げか、仕方がないなぁ。

    でも、3粒とも言えども、そのボリュームはたっぷり。早速かぶりつくと、アツアツホフホフ。うかつに勢いよく行くと口の中大やけどだな。

    今回もタルタルソースとトンカツソースの両方を試してみたけれど、やっぱりトンカツソースの方が合う。ここまで確かめたら、あとは一気に食べ進むだけ。気がついたら、カキフライは目の前から消え去っていた。うーん、今シーズンもう一回は食べたいなぁ。(2009.2)


    毎年この時期に味楽亭のカキフライを食べることが年中行事になって久しい。もちろん、今年もカキフライを堪能してみた。相変わらず大ぶりのカキが4粒。山盛りキャベツへデンと立てかけるようにして圧巻の姿。この揚げ立てにレモンを搾って、もうタルタルソースには目もくれずにトンカツソースでいただく。一口頬張るごとにほとばしる熱々エキス。でも、今年は少し成熟が遅いせいか、若干油に負けている印象。うーん、もう少し遅い時期に来るべきだったか。と思いつつ、また食べに来る理由が出来たので、実はちょっと嬉しい。そんなカキフライだった。(2012.1)

    新しいメニューの、だしカツ丼を食べに来てみた。卵とじでもなく、デミグラスソースでもなく、ダシってどんなカツ丼なのか、興味津々。

    だしカツ丼は、そんなに時間がかからず登場。ご飯に上にキャベツの千切りが盛られ、その上にカツが乗せられている。ぱっと見た目は、ソースカツ丼。カツにダシを含ませて、ソースカツ丼風にしたのかと納得。

    納得したので、早速カツを一口。うん、確かにダシを吸っている。で、ご飯を食べようとしてビックリ。ご飯がヒタヒタのダシに浸かっていた。これは、ダシ茶漬けの上にキャベツの千切りとカツを乗せたと言ったほうが良いかも。ソースカツ丼風じゃありませんでした。

    で、箸をスプーンに持ち替えて、ご飯とカツを食べ進む。あぁ、これは新鮮だなぁ。油を吸った衣も、ダシでサッパリと食べることが出来る。ただ、このダシはカツに吸わせるにはちょうど良いかもしれないけれど、ご飯にぶっかけるにはちょっと味が強いなぁ。全てがこの味に支配されていて逃げ場がない。最後はちょっと食べ飽きちゃった。(2013.6)


    息子さんに代替わりしてから、2回目のカキフライシーズンが訪れた。どうしようかと悩んだけれど、やっぱり年に1回は食べておかないと気が済まないので、カキフライにやって来た。

    注文後、そんなに待たずに登場。カキは普通サイズ。しかも4粒だけ。あのトンデモナイ大きさには、もう二度と出会えないんだろうな。まぁ、他店と比べると十分な大きさではあるんだけどね。聞くと、草津で上がったカキを使っているとのこと。先代は広島産じゃないと言っていた記憶があるので、仕入れが変わったのかもしれない。それは仕方がないかな。ただ、カキフライは油の切れの悪さが気になった。どうしても先代と比べてしまうよね。(2014.3)