よしみ 

    木材港の西南の端の方にある定食屋。ガソリンスタンドの事務室の二階に位置する。客層はサラリーマンがほとんど、広い店内には黙々と定食を食べる男性ばかり。席は、テーブルが4席*7。中央に置かれた大きなテーブルはカウンターの様に座れて15席。とにかくマンガが多く、店内のあちらこちらにマンガの本棚がある。サラリーマン受けしそうな、大人向けのマンガが中心。

    お勧めランチと日替定食は、その内容が入り口正面の黒板に書かれている。訪れる客のほとんどがそのどちらかを注文する。日替わり定食は、弁当形式になっていて、メインのおかずに、総菜が2種ほど、サラダ、ごはん、みそ汁、漬け物。内容は家庭的なものばかり。味付けは、コショウやワサビを不思議に多用していてちょっとだけピリ辛。量は結構多い。

    廿日市市木材港南6-34
    開店時間:11:00-14:00(L.O.13:30)
    定休日:日曜日、祝日
    ※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、開店時間や定休日が変更されている可能性があります。
    駐車場:あり


    もう一言
    そこは偶然通りかかるような場所ではないのだけれど、ちょっと近道をしてみようと試しに入ってみた路地で、たまたま定食屋を発見。まるで、コロンブスが近道でインドへ行こうとして新大陸を発見してしまったような気分。って、それは大げさか。

    その日は日曜日でお休みのようだったので、後日あらためて訪れてみた。平日の昼間は意外に車通りが多く、下のガソリンスタンドにも車がひっきりなしに入っていく。もしかして、格安なのかも。

    で、階段を上がって、店の中にはいると、いきなり大きな水槽。手で触れないでくださいと書いてあったので、眺めるだけで店内へと進むと、途中に今日の日替わりの内容が出ていた。それをサッと確認して、更に奥へと進むと意外に広い店内。その広い店内に、サラリーマンが群れていた。まぁ、私もその一人なのだけれど。

    席について、軽くメニューを確認して、やっぱり日替定食を注文。それほど待たされずに出てきた定食は、オムレツ、米なすの田楽、ごぼうの煮物、サラダ。それにみそ汁とキュウリの漬け物が付いている。おかずとご飯はお重のお弁当に入っていて、ちょっと食べにくい。オムレツは、中に野菜炒めが入っていて、黒コショウが良く効いてピリ辛。

    全体的に濃いめの味付けで、見た目よりも量が多い。不思議なのは、ピリ辛の味付けが多い事で、オムレツは良いけれど、みそ汁まで正体不明の香辛料風味。漬け物もワサビの風味がしたような気がした。そういう方向性の味付けがこの店の特徴なのかな。(2007.9)


    久しぶりに、よしみで食事。階段を上って入り口の前に立つと、とても営業している様には見えない。ガラス戸の向こうに暖簾がかけられ、店内は見えない。でも、今日は営業されているはず。エイヤッと、扉を開けると、お姉さんが迎えてくれた。ほっ。

    日替わりはチンジャオロースとのことだったけれど、今日はもっと野菜が欲しかったので、野菜炒め定食を注文。野菜炒め定食は、日替わりよりも遅れて登場。でも、けして遅いわけではない。日替わりの提供スピードが早すぎるだけ。

    野菜炒めは、熱々の鉄板に乗せられてジュージューいいながら登場。キャベツ、にんじん、タマネギ、豚肉。どれも油でテカっている。ご飯はデフォルトでも大盛り。ゴマがかけられている。これにみそ汁と漬け物が付いてきた。あとは一心不乱に野菜炒めとご飯を片付けるだけ。ほどよい塩加減で、ご飯によく合う。前回は味が濃い印象だったけれど、今回はそんなことなかったな。(2010.5)