長期休店中(閉店したのかも)  ぢう 

    井口電停のすぐ近くにあるお好み焼き屋。店舗はこぢんまりと立て長く鉄板のないカウンターが4席。鉄板席が5席。

    お好み焼きは、生地を引き、削り節を降りかけ、太めにきざんだキャベツを乗せた後、ガーリックパウダーを降りかけ、その後天かす、玉ねぎ、もやしと乗せてゆく。そうして、鉄板の空き空間に油を引き、肉を引いてそこにお好み焼き本体をひっくり返す。

    そばもうどんもいったん茹でてから鉄板に乗せる。ガーリックパウダーを振って天かすと一緒に軽く炒める。うどんの場合は、これにケチャップも入る。そうして、炒め上がったところでお好みソースを表面に塗り、とろろ昆布を乗せて、お好み焼き本体と合体させる。

    仕上げは、玉子を丁寧に鉄板に広げて本体と合体。そうしてしっかり火をとおしてひっくり返す。最後にソースを塗って、コショウ、すりごま、青のり、きざみネギを乗せて完成。ソースはカープソース。そばは一人前ごとにパッケージングされた生麺。うどんは冷凍うどん。

    夜は居酒屋にもなるようで、酒のアテが黒板にびっしり書き込まれている。焼酎、日本酒、ワインと色んな種類の酒が用意されている。

    広島市西区井口2-6-5
    082-279-5120
    開店時間:10:00-21:00
    定休日:日曜日、祝日
    ※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、開店時間や定休日が変更されている可能性があります。
    駐車場:4台


    もう一言
    前々から気になっていたお好み焼き屋。「ぢう」という名前はお好み焼きの焼ける音なのだろうか。それとも韓国の女優からとっているのだろうか。非常に気になっていた。

    駐車場に車を止めて、店の中へと入る。こぢんまりとした店内は縦長。その鉄板の向こうにおばちゃんが一人。私たちが本日最初の客のようで、まだ準備をしているところだった。

    もちろん、鉄板の前に陣取って、店内を見渡す。夜のメニューは掲げてあるけれど、お好み焼きのメニューがない。しょうがないので、無難に肉玉うどんイカ天入りを注文。と言っても、メニューが分かっていても同じ注文になることは間違いない。

    そこからお好み焼きの準備が始まる。と、同時に後客がどんどんやってくる。その対応に追われながら、お好み焼きを焼くので、ちょっと手間取っている感じがする。どうにも手順に一貫性がない。そのせいか、結構時間がかかってお好み焼きが焼き上がった。

    カナリの強火で焼き上げているのでカナリのアツアツ。鉄板も熱いままなので、そうとうな熱さになった。寒さがきつくなってきていたけれど、そんなの吹っ飛んで行ってしまう。

    お好み焼きは大きすぎず小さすぎず。飲んだ後でも丁度良い大きさにしているのかな。うどんが冷凍うどんなのはビックリ。コシのあるタイプの冷凍うどんなので、もっちり感がある。私がお好み焼きに求めるうどんは、柔らかくてジューシーなものなので、ちょっと違う方向だけれど、偶にはこういうのも目新しくて良いかも。

    あとから入ってきた客は、みな馴染みのようで、お好み焼きよりも、世間話や会合で集まってきている雰囲気。なんだか、知らない町の集会所に上がり込んでしまったような気分。なので、急いで食べて、逃げるように店を後にした。そういえば、店名の由来を聞き忘れちゃったよ。(2008.12)