三勝 (さんしょう) 

    典型的なおばあちゃんのお好み焼き。客層は近所のなじみの人ばかり。店内は狭く、5人以上入るとかなり窮屈。鉄板は詰めて3席ほど。

    お好み焼きは、鉄板に油引き、生地を引く。そこに削り節と魚粉を混ぜたものをふりかけておき、うどんはこの段階で鉄板に乗せる。こちらにも油をさす。そうして、生地にキャベツ、もやしを乗せる。もやしはタップリでキャベツと同じぐらいのカサになる。そうして、天かす、とろろ昆布、肉を乗せてひっくり返す。

    そばの場合はしばらく焼いたところで、水で濡らして鉄板へ出して油をさし、そのまま焼く。そうして、こまめに本体の様子を見ながら強火でしっかり焼き続ける。最後にシッカリ押し焼きして麺と合体。卵は鉄板にかち割った後、黄身をちょんとヘラで潰して本体を乗せる。すぐにひっくり返すので半熟状態。そうして、ソースをタップリ塗り、青のりで完成。そばはソフト麺。ソースはオタフク。ビールを飲みたい人は、近所の自販機で買ってくること。

    広島市佐伯区美の里2-1-10
    082-922-9274
    開店時間:11:30-19:00
    定休日:月曜日
    ※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、開店時間や定休日が変更されている可能性があります。
    駐車場:あり


    もう一言
    久々にここでお好み焼きを食べた。相変わらずキャベツたっぷり、モヤシたっぷり。しっとり熱々。舌をヤケドしそう。お好み焼きを食べている間、何度かポメラニアンと目があった。かわいすぎる……(2003.9)

    三勝のおばちゃんの顔が見たくなったので、三勝で昼飯を食べる。店に入ると、椅子の上で猫が出迎えてくれた。と言っても、居眠りしながらの出迎えなのだけどね。その後、猫は元気に外へ飛び出していった。逆に犬は、店の奥で丸くなっている。「猫は喜び、庭駆け回り。犬は毛布で丸くなる」てな感じ。(2004.2)

    ご無沙汰していた三勝。駐車場があれば気楽に食べに来られるんだけど、と思っていたら、隣の美容院横の駐車場に止めても良いことが判明。これで安心してお好み焼きが食べられる。あと、店の裏にも止められるようだけれど、場所は確認していない。

    で、今日も肉玉うどんイカ天入りを注文。相変わらずの大量もやし。最後に押し焼きもするので、かなりシットリの仕上がり。このシットリとしたお好み焼きには、やっぱりうどんでしょう。野菜からしみ出た水分がソースと絡まって、あり得ないほどの汁気。もう、お好み焼きは飲み物です状態。うどんを啜るようにお好み焼きを端から攻めていくと、肉玉うどんのB級感に酔いしれてしまう。「小母ちゃんの作るお好み焼き」の王道だね。(2009.3)


    涼しくなってきたので、三勝でお好み焼き。いや、真夏の三勝がダメなわけじゃないですよ。Tシャツと短パンで、近所のコンビニでビールを買ってから行くのもいいんです。鉄板前に座って、ビールを飲みながら焼けるのを待っていると、食べる前から汗だく。で、食べ始めるともっと汗だく。もうダラダラと汗を流しながら、ビールを流し込みながら食べるのが最高なんです。タオルは必須ですね。

    でも、今日はビールなしでお好み焼き。もちろん、Tシャツも短パンもなし。窓から吹き込む風がひんやりとしていて、鉄板前でも暑くはなかった。そんな中、もやしタップリなヤツをホフホフといただく。相変わらず、飲み物のようなお好み焼きだった。(2013.10)