花かんざし (はなかんざし) 

    宮内交差点近くにある和食の店。もとは、宮島口近くで「仙」という店を出されていたが、こちらに移転して、名前も新たにされたとのこと。店内へは履き物を脱いで上がるようになっている。入って右側に板場とその前のカウンターが7席。左側にあがりのテーブルは掘りになっており、6席×1、4席×1、3席×1。

    700円定食は日替わり。メインの料理に小鉢2品、ごはん、吸い物、茶碗蒸し。1000円定食はそれに刺身が付く。花かご弁当は、花形のお盆に6種の小鉢が乗る。それにご飯と吸い物が付いてくる。夜は定食はなく一品料理になるが、数品がセットになったお任せプランもある。

    廿日市市宮内1-3-15
    0829-38-3066
    開店時間:11:30-13:00 17:30-22:00(L.O.21:30)
    定休日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
    ※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、開店時間や定休日が変更されている可能性があります。
    駐車場:あり


    もう一言
    少し前に通りかかったとき、偶然和食のお店らしき姿が目に入った。とっても気になったので、後日訪れてみることにした。でも、どんなお店なのかはサッパリ分からない。分からないと、少しワクワクする。

    店に入ると、小母さんが迎えてくれた。履き物を脱いで上がるように説明をうける。珍しいな。そうして靴を脱いで店へと上がる。右手にツケ場らしきもの。その前にカウンター席。そうして左手にあがり席。一瞬、寿司屋なのかと思ったけれど、そうではないみたい。

    席に座り、お品書きを見ると、いろいろ並んでいる。ちょっとお値段が高めなので、とりあえず一番安い花かご弁当を注文。注文して、ゆっくり店内を見渡す。他の客はみな女性。それも少し年配の方々ばかり。普段からそういう客層なのかな、それともたまたまかな。

    先客は、みな食事を終えている様子。なので、あまり待たされることなく食事の登場。差し出された花形のお盆には、小鉢が6つ。刺身、タケノコとコンニャクの煮しめ、小イワシの天ぷら、野菜の煮物、漬け物、温泉卵。それに吸い物とご飯。

    まずは吸い物を飲んでみる。底の方に白身魚がゴロンと入っている。大きさといい、時期といいスズキかな。いや違うかな。いや、やっぱりよく分からないや。で、よく分からないまま、今度はお造りをパクリ。うーん、チヌっぽいな。でもやっぱりよく分からない。ホントに、魚って難しいな。

    こんにゃくとタケノコの煮しめは、かなり味が濃い。ご飯のおかずとしてはいいけれど、ご飯が少なめなのでキツイ。次に、野菜の煮物。カボチャ、インゲン、ゴボウ、こんにゃく、がんもどき。別々に煮ているのか、崩れておらず美しい盛りつけ。こちらは、味もそんなに濃いくない。とにかく丁寧な印象。

    漬け物は白菜、たくわん、紅漬け。白菜は自家漬けなのかな。ちょっとしょっぱい。小イワシは良く肥えてぷりぷり。温泉玉子もダシの味付けがかなり濃い。全体的に濃い味で、私にはちょっとしんどい。やっぱり年配のかた向けの味付けなのかな。(2008.6)