閉店 千 （せん）
イズミ五日市店の裏にあるとんかつ店。2009年4月オープン。以前、「マルデナポリ」や「Cats-Cafe」が入っていた店舗になる。店内は広く、テーブル席が６席×２、４席×６。あがり席は堀になっていて、６席×３、４席×６。
とんかつは、三元豚や金華豚を使用している。定食は、とんかつ、キャベツ、ご飯、味噌汁、漬け物。ご飯は白米と玄米から選べる。キャベツ、ご飯、味噌汁はおかわり自由。キャベツに使うドレッシングはわさびドレッシングとごまドレッシングの２種類。トンカツソースは自分でゴマをすって合わせる。あと、藻塩も用意してある。
豚しゃぶのコースもある。こちらは要予約。
で、我慢に我慢をして、ひと月以上間を開けて訪問。昼時だったけれど、あまり客はいない。スタッフが少し暇そうにしている。それは気にしないことにして、メニューとにらめっこ。どうやら、三元豚と金華豚がウリの様子。ここはやっぱり金華豚でしょうと言う事で、金華豚のロースを注文。
まずはゴマの登場。お約束の自分でスリスリ方式の様子。そうして、スリスリして、しばらくして定食の登場。ロースカツが６切れ、キャベツの千切り、トマト、ご飯、味噌汁。キャベツ、ご飯、味噌汁はお代わり自由とのこと。
早速、ロースカツをぱくりと一口。臭みが無く、旨味のよく出た肉。脂身と赤身が明確に見分けられる。でも、脂身もくどくなく美味しく食べられた。コロモもはげなくて良い感じ。まぁ、高い定食だから当然なのだろうけれど、これは美味しい。
で、三元豚のヒレカツも食べてみた。こちらは、ちょっとパサッと感がある。ヒレのジューシーさがなく、あまり好きではない。これは間違いなくロースが私好みだな。次回もロースにしよう。やっぱり、三元豚のロースかな。でもミルフィーユカツも気になるんだよなぁ。(2009.5)
ミルフィーユカツを食べてみようとやって来たのだけれど、入り口でつけ麺を発見。いやいや、とんかつ屋なのだから、つけ麺はないでしょう。私はゴマをスリスリしに来たのであって、麺をススリに来たのではない。誰がつけ麺なんか食べるもんか。
などと拒否りつつ、気がついたらつけ麺を注文。いやね、よく考えたら、つけ麺は夏季限定の可能性があるのですよ。今、この瞬間が今年最後のチャンスになる可能性もある。ましてや、ここはトンカツ屋。来年もつけ麺があるか分からないのだ。しょうがないのである。
そんな言い訳を脳内で繰り広げつつ、つけ麺の登場を待つ。そうして、あまり待たされることなくつけ麺の登場。麺の上に白髪ネギ、糸とうがらし、刻みきゅうり、キャベツが盛られ、とろとろのチャーシューが添えられている。つけダシは赤く辛そう。辛さの追加ができるように辛味の瓶が付いてきている。
で、早速麺をダシにつけて啜る。ちょっと甘みのあるダシ。辛味が足らないので、自分で辛味を足す。粉末唐辛子を溶いたような油。一般的なつけ麺屋で、辛味の追加をお願いすると怪しげな調味料を足してもらえるが、それと全く同じような見た目。ちょっと舐めてみるとラー油の様な感じだった。
つけ麺は水分が多いのか、食べていてつけダシがドンドン薄まっていく。元々の旨味が弱いのか、食べていてちょっと飽きが来る。全体的に普通のつけ麺だけれど、チャーシューだけは印象的。でも、脂身たっぷりのトロトロチャーシューは、冷たいつけダシにつけると、脂が固まっちゃう。これは、ちょっとつらい。やっぱり、つけ麺には赤身のチャーシューの方が合うことを再認識。でも、このチャーシュー。ご飯を別途注文して、そのおかずにしても良いかも。(2009.6)
久々に千でとんかつ。しかも金曜日だったので、割引サービスの金華豚ロースカツを注文。金華豚は、他の定食よりも少し時間がかかっての登場。じっくり揚げているのかな。
で、早速食べてみると、コロモのサクサク感がよい感じ。食べていて心地よい。でも、肉への火の通り方が前回と違う感じ。カナリ強めに火が通っていて、ジューシー感が弱くなった。肉質も赤身の方が多くなったかも。うーん、前の方が好きだったなぁ。(2010.4)
まずはゴマと漬け物が登場。それをスリスリして、タレを作り、ほっと一息してお茶を啜っていると、定食が登場してきた。ちょうど良いタイミング。
トンカツは十分なボリューム。安いからと言って、けち臭いことはしない。大盛りご飯でちょうど良いバランス。この値段で、この内容はすばらしい。消費税アップ後も、コイン全種類１枚づつで666円を守ってくれているのも嬉しいな。(2014.6)