閉店 おっこん亭
宮島街道の裏道、かつて西国街道と呼ばれた道筋にあるお好み焼き屋。古い歴史のある街道だけれど、この店は2010年のオープン。店内は長細く、入り口左手にお好みを焼くための鉄板が陣取り。奥に伸びるように保温用の鉄板が並んでいる。そんな鉄板に沿ってカウンターが7席。
お好み焼きは、まず鉄板に生地を引き、魚粉、昆布粉、キャベツタップリ、天かす、もやし、ガーリックパウダー、調味料、豚肉の順番で重ねていき、最後につなぎの生地を垂らしてひっくり返す。その後、ダシ汁を指して丁寧に整えながら、しばらく焼く。
本体とほぼ同時にそばも茹でておき鉄板に広げる。うどんの場合は湯で軽くほぐしてから鉄板に広げる。そうして油、ガーリックパウダー、ダシ汁を差して軽く炒め、しばらく焼いた後、麺と本体を合体させる。最後に卵を鉄板にかち割り本体を乗せて火を通して完成。仕上げにはソースをタップリ塗り、青のりを振りかける。ソースはおたふく、そばは生麺。ソースは辛口もある。
まるで仮住まいのような店舗は、Googleのストリートビューによると、駐車場だった空き地に建てられた様子。そういえば、この店の二軒となりぐらいに別のお好み焼き屋があったような気がするけれど、あちらはどうなったのだろうか。探したけれど、見当たらなかった。
そんなコトはともかく、お好み焼き。店内には磯野製麺のポスターがこれ見よがしに張りだしてあったので、今日の注文は珍しく肉玉そばのイカ天入り。しかも今日はイカ天がサービスとのコト。ラッキー。
しばらくして焼き上がったお好み焼きは、そばが少しだけパリッと感を出していて、全体的にカラッとした焼き上がり。最近、こういう印象のお好み焼きと出会う確率が高くなったような気がするな。でも、次回はうどんにしてみよう。(2010.10)