閉店  かあさん 

    マダムジョイ楽々園店の裏の方にある店。なんでもありと言った感じで、定食とお好み焼きがメイン。ここのおばちゃんはインパクトが強く、おばちゃんに会いに来る為に訪れる人も多そう。店内は狭く、5人入ればいっぱい。結構ぎゅぎゅう詰めになる。現在は金・土の営業のみで、内容も限定的。うどんとバラ寿司とおかずといった内容がほとんど。

    お好み焼きは、生地にたっぷりの魚粉を振りかけ、大きめに刻まれたキャベツ、天かす、とろろ昆布、きざみネギ、肉と乗せて行き、最後につなぎの生地をかける。しばらく焼いた後ひっくり返し、お酒を少し差す。麺は、やはりお酒を少し差し、ソースで炒めておく。そのまま両方ともしばらく焼き、本体は強めに押し焼きをする。その後、麺に再びソースをかけて、本体と合体させる。玉子はあまり伸ばさず、少しつぶしただけでお好み焼きを乗せる焼き方。そうして、最後にソースを塗り、青のりをかけて完成。ただ、かなりアバウトな雰囲気で、いつも同じ焼き方なのかは分からない。ソースはオタフク。そばはソフト麺。

    広島市佐伯区楽々園4-6-1
    082-921-3756
    開店時間:11:30-21:00
    定休日:日曜日〜木曜日
    ※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、開店時間や定休日が変更されている可能性があります。


    もう一言
    霧雨の降る中、がらりと扉を開けるとおばちゃんが元気よく迎えてくれた。かなり久しぶりなのだけれど、おばちゃんの様子は全く変わっていない。陽気な口調で客にあれこれと話しかけている。その姿が妙に面白い。

    今日は雨のせいなのか客は少なめ。なので、お好み焼きをお願いしてみた。お好み焼きは注文があってから準備を始めるのでちょっと時間がかかる。もし、忙しそうにしていたら、やめておいた方が身のため。今日も他に客は少ないのだけれど、かなり時間がかかって出来上がった。

    その焼いている姿を見て、もやしが入っていないことに気がついた。珍しいな。お好み焼きは、強く押し焼きされていて、形も結構崩れている。そういうところが、「おばちゃんの焼くお好み焼き」らしくて良い。逆に、この店で、形の整ったお好み焼きが出てくると何か居心地が悪い。

    で、その崩れかかったお好み焼きをヘラでガッツリと頂く。鉄板にたれたソースがジュワジュワ焦げていくのを見守りながら完食。結構なボリュームでお腹いっぱい。コロッケ入りも悩んだのだけれど、やっぱりやめておいて良かった。きっと食べ過ぎでお腹がはじけていただろう。(2008.4)


    コロッケが食べたくて、食べたくて、食べたくてどうしようもないので、前々から気になっていた、「かあさん」のコロッケ定食を食べに行ってみた。

    少し遅い時間だったので、客は他にいない。そんな中、おばちゃんは、私のためだけに定食の準備をしてくれた。コロッケ定食は2個か3個かを選べて、2個の場合は他におかずを一品付けてくれるとのこと。なので、2個をお願いしてみた。

    まずは、牛蒡菜とゴボウ天の煮物の登場。牛蒡菜って食べたことなかったけれど、クッタリ煮込まれている割に食感と風味がある。美味しい。これに、菜の花の酢味噌和え、白菜漬けが登場。メインのコロッケが揚がるまで、これらで軽くしのぐ。

    で、コロッケと共にご飯と味噌汁が登場。コロッケは丸い俵型。追加の一品は白身フライ。あと、マカロニサラダが付いてきた。コロッケはホッコリとしていて、ジャガイモの中にゆで卵が入っていた。揚げたてでコロモのサクサク感が嬉しい。これは3個でも良かったかも。でも、白身フライも捨てがたい。悩むなぁ。

    次回は、コロッケ入りのお好み焼きに挑戦してみようかな。かなりボリュームがありそうだけれど、一度挑戦してみたい。(2010.2)


    しばらく休業していたが、再会したと聞き、お昼を食べに行ってみた。店内に入ると、お母さんが常連さんと話し込んでいる。私の姿を見ると、話を終え、常連さんは帰っていった。なんだか申し訳ないな。

    今日のお昼はバラ寿司付きのうどんとのこと。炭水化物フェスティバルだなとちょっと悩んだけれど、それでお願いすることにした。まずは、バラ寿司と野菜の煮物が出てきた。これに漬け物がドーンと一皿。好きなだけ食べて良いとのこと。その漬け物をつまんでいたら、すぐにうどんの登場。何の変哲もない、うどんとバラ寿司と煮物。でもね、これがお母さんの手から受け取ると、不思議と特別なんだよね。

    お店はしばらくの間、金曜日と土曜日のみの営業と聞いていたけれど、どうやらそれがデフォルトになりそうな予感。週2回でもいいから長く続けて欲しいな。(2014.1)


    店に入ると、今日もうどんとちらし寿司だった。悩んだ顔をしていると、お好み焼きも出来るとのことなので、待ってましたとばかりにそれをお願いしてみた。うどんしかないとのことだったけれど、それも願ったり。しばらく待ってから焼き上がったお好み焼きは、かなり雑でバランバラン。かなりいびつな形のお好み焼き。

    でもね、かあさんのお好み焼きを食べられただけでも運が良かったと思わなくちゃ。いつだったか、かあさんが常連さんと「最近、お好み焼きを頼む客がいてね。困ってるの」と喋ってたしね。お好み焼き屋なのに不思議だよね。でも、ここではそれが許されるんだよな。今度はいつ食べられるだろう。(2014.4)