お好み焼き屋。奥まった場所にあり、非常にわかりにくい。近くの八幡川沿いに看板が出ているが、それだけを頼りにこの店を発見するのは不可能に近い。目の前まで来れば、洋風のこじゃれた建物が目立っているので、すぐに分かるのだけど、目の前まで行くのが難しいのでどうしようもない。
店内は天井が非常に高く、開放感のある造りになっている。席は鉄板が5席、テーブルが4席×2、6席×1。客層は、ほとんどが常連客。客同士が知り合いらしく、寄り合い所みたいな雰囲気。逆に一見のお客は、ちょっと居づらいかも。
お好み焼きは、生地を引き、魚粉を振りかけ、キャベツたっぷり、天かす、もやし、肉と乗せていく。少し焼いてひっくり返し、小まめに形を整えつつ押し焼きする。麺は鉄板でほぐして、そばは焼きそばソース、うどんはお好みソースを絡めて炒め、本体と合体。玉子を鉄板にかち割り、丁寧にのばして本体を乗せ、しっかり焼いてひっくり返す。オタマでソースを塗り、味の素、コショウ、青のり、白ゴマで完成。ソースはオタフク。そばは袋麺。お昼は食後にコーヒーのサービスがある。関西風もあり。
作り始めたお好み焼きは、キャベツがタップリ。そうそう、こんな感じだったよね。で、出来上がったお好み焼きにオタマでソースを塗る。全く変わらないな。肝心のお好み焼きは、少しキャベツのホコホコ感が残った焼き上がり。押さえた割りには背が高くて、ヘラで切るのが少し難しい。
おばちゃんは、私のお好み焼きを焼きながらも、常連さんの相手をこなし、私のお冷ややお皿の上げ下げもそつなくこなす。更に、食べ終えたら、いつの間にか用意されていたコーヒーがスッと出てくる。でも、場所が特殊すぎて、客層は常連さんのみなので、やはり居心地は悪い。今日も集会所のような雰囲気をたっぷり醸し出していた。(2009.1)