閉店  風のペリーヌ (かぜのぺりーぬ) 

    カレー専門店。可愛い店構え。店内も、小物が所狭しと飾られていて、可愛い雰囲気。天井からつり下げられたタペストリーが各席を区切っているので、となりの客が気にならない。そのせいか、窓から離れた席はちょっと暗めだった。席数は、テーブルが6席×1、4席×7、2席×2。

    カレーはライスとカレーソースが別々に出てくる。カレーソースは陶器の壷に入って出てくる。グツグツといって熱そうなので気を付けよう。そのカレーソースはトロミのないさらっとしたタイプ。ライスはサフランライスだった。また、カレーにはミニサラダが付いてくる。あと、らっきょうと福神漬けも付いてくる。

    店の奥に、アニメの絵が飾ってあった。ちょっと場違いな雰囲気。しかし、本棚にはマンガが沢山並んでいたので、場違いとも言えないかも。話によると、そのアニメは世界名作劇場のペリーヌ物語とのこと。あの物語から名前を取ったのだろうか。

    廿日市市宮内4-10-13田川ビル1F
    0829-39-2255
    開店時間:11:30-15:00 17:30-21:00
    定休日:火曜日、第二・三水曜日
    ※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、開店時間や定休日が変更されている可能性があります。
    駐車場:あり


    もう一言
    先週末から続いているカレー気分を収めるために、前から気になっていた風のペリーヌに来てみた。カツカレーとジューシーカツカレーを悩んで、カツカレーを選択。もちろん激辛。店員さんの話だと、激辛と言ってもトンデモナク辛いわけではないとのこと。で、出てきたカレーを見てびっくり。サフランライスの上にカツが所狭しと乗っかっている。それは、ご飯の姿が見えないほど。カツは肉が薄くて、とってもサクサク。このサクサク感はなかなかいいかも。でも、カレーソースをかけてしばらく経つとサクサク感がなくなるので、カレーソースはちょっとずつかけていくことにした。肝心のカレーは、酸味と甘みが強め。これは何かの果物が入っているのかな?好きとも嫌いとも言えない味だった。あと、確かにそんなに辛くなかった。これで普通の辛さだと、物足りないだろうな。(2004.3)

    ここのところ、カレーとご無沙汰していた。丁度良い機会なので、ちょっと宮内まで遠征して、ペリーヌのカレー。つい先日、雑誌で見かけた夏野菜カレーにちょっと心惹かれていたから。こういう季節感あふれる限定物には弱いんだよね。

    店内に入ると、客は全くいない。そんなガランとした店内で、席はよりどりみどり。とにかく禁煙席に陣取って、もちろん注文は夏野菜カレー。まずはサラダとラッキョと福神漬けの登場。サラダは、レタスにコーン。量はかなり少な目だけれど、こういうのが有るのと無いのとでは大違い。ドレッシングはシソ風味だった。ラッキョと福神漬けはとりあえず、おあずけ。

    そうして、サラダを食べてしばらく経ってからカレーの登場。平皿にサフランライス。陶器にグツグツとカレーソース。この暑いなか、容赦なくグツグツいっている。そんなカレーソースに恐る恐るスプーンを差し入れて、ライスにカレーをかける。食べる。スパイシーで酸味のあるソースがジンワリがつんと襲ってくる。そうそう、これがペリーヌのカレーだよね。

    夏野菜カレーの具は、なすび、ズッキーニ、トマト、オクラ、パプリカ。それにベジタブルでコーン、グリーンピース、ニンジン。更に大葉のきざみが入っている。ベジタブルは他の野菜に比べておまけ感が強い。大葉はカレーのスパイスに完全に負けていた。肝心の夏野菜はどれもほど良く目立っていて、夏野菜を食べている気分はバッチリ。辛さは大辛にしてみたのだけれど、これぐらいが一番ちょうど良いな。

    そうやって、カレーに夢中になっている間に、店内の人口密度はどんどん上がっていった。女性の一人客、主婦の団体さん、作業着の中年男性たち。それはもう、幅広い客層。この店は、広く人気だなぁ。(2008.8)