閉店 でっち
井口高校近くにあるラーメン屋。店内は木をふんだんに使用した造りになっていて、テーブル、イス、カウンターなどもすべて木材を使用している。トイレも木の造りで、ほのかに木の香りが漂っていた。席はカウンター12席。テーブル4席×3。畳の座敷は丸いちゃぶ台が置いてあって4席×3。
ラーメンの種類は、基本的に6種類。海鮮系のあっさり味と、豚骨系のこってり味に分けられているようだ。麺はコシ強めの細麺。その他にもご飯物、餃子が取りそろえてある。またセット物もあり、サラリーマンの昼飯にちょうどよさそう。更に、おつまみも何種類か用意されていて、酒類を楽しむことも出来る。
客層は老若男女幅広いようだが、平日の昼時は、やはり勤め人が目立っていた。セット物を注文する人が多そう。ラーメンは単品でも結構な量がある。ラーメンの汁まで飲み干す人なら、セット物は多すぎるのではないかな。でも単品だと、やっぱり物足りないかも。
私の注文した「赤」は、赤の担々麺。自家製のラー油が用いられているとのこと。そして「黄」は、黄のエスニック麺。ほんのりカレー風味と表現されている。最後の「緑」は、緑の冷麺。オクラとろろでサッパリとした仕上がりなのだそうだ。ここで、ふと思いついた。これは信号機ではないのかも。あと、「青」と「ピンク」があればゴレンジャーになる。もしかしたら、夏頃に新たな2品が追加されるかも。
そんな年代バレバレの妄想を抱いていると、赤の担々麺が登場。ゴマとラー油の良い香り。さっそくスープをいただくと、意外にあっさり。海鮮ではないよう気がするけど、豚骨でもない。まぁ、私ごときにスープの正体を当てられるワケないもんね。ようは美味しければ問題なし。麺を啜ると、心なしか以前より麺が細くコシが堅めに感じた。でも、以前のことを良く覚えてないので、単なる思い違いの可能性あり。そんなあやふやな記憶はともかく、ようは美味しいのだから問題なし。
正直言って、もう「でっち」に来ることはないかなぁと思っていたのだけど、この担々麺は美味しいな。こうなったら、他の「黄」「緑」も気になるなぁ。近々訪れて、全部制覇しなくちゃ。あと、「青」と「ピンク」も制覇しなくちゃ。(2005.6)
で、早速登場した担々麺は、確かにスペシャルな装い。肉厚なチャーシューが幸福感を醸し出している。はやる心を落ち着かせるように、スープをひと啜りすると、アレ?なんかチガウ。
前回食べた担々麺は、もっと辛味があったし、ラー油とゴマの風味が強かった。ような気がする。こんなものだったっけ?長い間訪れないうちに、私の頭が勝手に赤の担々麺に対する幻想を生み出し、美化していったのだろうか。うーん、こんなコトならもっと頻繁に訪れて、変な美化に歯止めをかけておくべきだったな。(2005.12)