仁輪加 (にわか) 

    新幹線の高架に隠れるように佇むお好み焼き屋。うっかりすると、見逃してしまいそう。でも、店の前の駐車場は広く、気づいてしまえば存在感は強い。店内は横に広く入り口右手に鉄板がありカウンターは7席、左手に鉄板付きテーブル4席×2、テーブル5席。

    お好み焼きは、生地を引き、そこに削り節をタップリふりかける。同時に生麺も茹で始める。そうしてキャベツ、天かす、もやし、肉と乗せていき、最後に油を刺す。しばらく放置したあとひっくり返し、またしばらく焼く。麺が茹で上がったら鉄板に出し油と水を差してほぐし炒める。うどんの場合は茹でずに鉄板に出す。最後に本体をしっかり押し焼きし、合体させる。鉄板に卵をかち割り、本体を重ねる。仕上げは、ゴマ、青のり、削り節。そばは生麺を使用。ソースはオタフク、ミツワ、カープ、テング、ミツワ激辛から選ぶことができる。お好み焼き以外にも、鉄板焼きの一品料理が多く、夜は居酒屋にもなる。

    広島市佐伯区利松3-25-23
    082-927-1129
    開店時間:11:30-14:00 18:00-22:00(日祝17:00-21:00)
    定休日:月曜休(月曜が祝日の場合は火曜日)
    ※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、開店時間や定休日が変更されている可能性があります。
    駐車場:あり


    もう一言
    こんなトコロにお好み焼きがあるなんて、全然知らなかった。その存在を知ってから、気になってしょうがなかったが、本日、やっと訪れることが出来た。さっそく、肉玉うどんイカ天入りを注文。店員は若く、親切で愛想がよい。初めてでも、安心して過ごせた。お好み焼きは、シットリ系。店の雰囲気とは裏腹に、真っ向からスタンダードなお好み焼きだった。(2004.5)

    12時前に店に着くと、すでに駐車場は車であふれかえっている。それでも、なんとか店の前に一台分空いていたので、そこに車を停めて店へと急ぐ。店内は当然のように客であふれかえっている。かなりの人気だなぁ。とにかく早く焼いて貰うために、メニューも見もせず肉玉そばのイカ天入りを注文。

    その後も次々と客がやってくる。あっという間に満席。そうして、少し待ってお好み焼きが焼き上がった。その大きさは、ちょっと小さめ。卵はしっかりと焼かれていて、良い風味が立ち上っている。変わった点は、ソースの上から削り節が振りかけられているところ。最初の一口目で、ぷーんと削り節の香りが立ち上がってくる。

    そばは少し柔らかめ。白っぽい麺だけれど、どんな素性の物なのかは良く分からない。イカ天はかなり濃いめの味。ソースは少な目だったけれど、イカ天で濃い味に仕上がっている。うーん、ここではイカ天入れない方が好みだったかも。ともかく、残念なのは量が少な目なとこかな。すぐにお腹が空いちゃった。ここではダブルにしないと満足できないかも。(2008.9)


    久しぶりに訪れると、以前ほど派手ではなくなっていた。少し寂しくなったなと店へと入ると、今日は他に誰も客がいない。前に来たときはあふれそうなほど入っていたのにな。たまたまかな。店はお姉さんお一人。以前はお兄さんだったような気がするけれど、ちょっと記憶に自信なし。

    鉄板前に陣取ってメニューを眺めていると、カレムーチョなる不思議なメニューを見つけたので、それを注文。焼き上がったお好み焼きの上には、茶色いパウダーがたっぷりと振りかけられている。お姉さんは意外とあっさりと食べられるとの説明だったけれど、これは明らかにカラムーチョ。ニンニクの強い風味とスパイスが絡まってB級感あふれる味わい。これはビールに合いそうだな。お昼に食べるには、かなりジャンキー過ぎた。(2014.1)