新幹線の高架に隠れるように佇むお好み焼き屋。うっかりすると、見逃してしまいそう。でも、店の前の駐車場は広く、気づいてしまえば存在感は強い。店内は横に広く入り口右手に鉄板がありカウンターは7席、左手に鉄板付きテーブル4席×2、テーブル5席。
お好み焼きは、生地を引き、そこに削り節をタップリふりかける。同時に生麺も茹で始める。そうしてキャベツ、天かす、もやし、肉と乗せていき、最後に油を刺す。しばらく放置したあとひっくり返し、またしばらく焼く。麺が茹で上がったら鉄板に出し油と水を差してほぐし炒める。うどんの場合は茹でずに鉄板に出す。最後に本体をしっかり押し焼きし、合体させる。鉄板に卵をかち割り、本体を重ねる。仕上げは、ゴマ、青のり、削り節。そばは生麺を使用。ソースはオタフク、ミツワ、カープ、テング、ミツワ激辛から選ぶことができる。お好み焼き以外にも、鉄板焼きの一品料理が多く、夜は居酒屋にもなる。
その後も次々と客がやってくる。あっという間に満席。そうして、少し待ってお好み焼きが焼き上がった。その大きさは、ちょっと小さめ。卵はしっかりと焼かれていて、良い風味が立ち上っている。変わった点は、ソースの上から削り節が振りかけられているところ。最初の一口目で、ぷーんと削り節の香りが立ち上がってくる。
そばは少し柔らかめ。白っぽい麺だけれど、どんな素性の物なのかは良く分からない。イカ天はかなり濃いめの味。ソースは少な目だったけれど、イカ天で濃い味に仕上がっている。うーん、ここではイカ天入れない方が好みだったかも。ともかく、残念なのは量が少な目なとこかな。すぐにお腹が空いちゃった。ここではダブルにしないと満足できないかも。(2008.9)
鉄板前に陣取ってメニューを眺めていると、カレムーチョなる不思議なメニューを見つけたので、それを注文。焼き上がったお好み焼きの上には、茶色いパウダーがたっぷりと振りかけられている。お姉さんは意外とあっさりと食べられるとの説明だったけれど、これは明らかにカラムーチョ。ニンニクの強い風味とスパイスが絡まってB級感あふれる味わい。これはビールに合いそうだな。お昼に食べるには、かなりジャンキー過ぎた。(2014.1)