閉店  あつい軒 (あついけん) 

    2005年6月27日をもって閉店されました。

    鍋焼きラーメン専門店。2004年8月5日に開店。鍋焼きラーメンは高知県須崎市の名物で、店の主人はそこで勉強されたようだ。店構えはちょっと派手。赤の看板と黄色の幟が目印。車通りの多い道路に面しているので、目に付きやすく、ちょっと気になって食べに来てみる人も多いようだ。店内は逆に落ち着いた雰囲気で、細長い作りになっている。カウンター7席。テーブル2席×3。4席×1。

    鍋焼きラーメンは、土鍋で出てくる。熱々の沸騰した状態で、グツグツいいながら出てくるので気をつけよう。スープは鶏ガラでダシを取った醤油味のもの。透明感のあるさっぱりとしたスープ。麺は細めで、少しモッチリした堅めの食感。具はちくわ、青ネギ、鶏、卵、チャーシュー。卵は半熟。あと、必ずたくわんが付いてくる。

    鍋焼きラーメンの他にも、餃子などのサイドメニューも少し揃えてある。家庭的な内容で、ラーメンの前にちょっとビールを一杯飲むのには良さそう。

    広島市佐伯区新宮苑11-17-101
    082-922-6400
    開店時間:11:00-15:00 18:00-22:00
    定休日:火曜日
    ※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、開店時間や定休日が変更されている可能性があります。
    駐車場:あり


    もう一言
    五日市小学校近くに、なにやら新しい店が出来ている。まだオープンはしていないようだが、やたらに派手な看板に、「高知名物鍋焼きラーメン」とある。これは一度食べに行かなくてはと、虎視眈々と様子をうかがっていた。でも、オープンは8月の一番暑い時期と判明。こりゃ堪らんわと、少し暑さの和らいだ日を選んで、食べに行ってみた。

    店内は、クーラーがガンガンに効いていて、少し寒いぐらい。これなら少々熱くても大丈夫かなと、鍋焼きラーメンの並とごはんの小を注文。ラーメンはそんなに待たされることなく登場。土鍋は蓋がしてあったけど、蓋は店員さんが開けてくれた。蓋を開けると、まさに今沸騰していますって感じでグツグツと渦巻いている。そこを無理矢理食べてみると、やっぱり熱い。スープも麺もアッツアツ。

    そんな熱々のわりには、麺は少し堅め。あと卵も半熟だった。具や麺を投入するタイミングがあるのだろうなぁ。他の具はチャーシュー、ちくわ、ネギ。あと、鍋の底の方には細切れの鶏肉が沢山入っていた。堅めで赤身のかった鶏肉。この鶏のガラでスープを取っているのかな。このスープは結構好き。ついつい飲んでしまう。うっかりスープを全部のみ干してしまったけど、思ったほど暑くならない。ガンガンに効いてるクーラーが丁度良いな。

    あと、店員さんの話では、本場ではチャーシューは入れないとのコトだった。この店では、広島の人間の好みに合わせてチャーシューを入れているらしい。言っちゃ悪いけど、私としては、こんなチャーシューなら入ってない方が良いな。(2004.8)


    冬も深まり、ずいぶんと寒くなってきたので、鍋焼きラーメンを食べようと思い立ち、訪れてみた。暖簾をくぐると、店内には数人の客。なんだか、固定客を掴んでいるような感じ。今日はカウンターに陣取って、鍋焼きラーメンの並を注文。ご飯の小も付けてみた。

    しばらく待って、ラーメンの登場。以前のように奥さんが蓋を取ってくれると、中はグツグツのアツアツ状態。うんうん、これなら、しこたま暖まる。スープは、以前のように赤茶色に澄んでいて、鶏のダシが良く出ている。麺の茹で具合も、玉子の火の通り具合も、以前通り。ただ、チャーシューだけが変わっていた。以前のようなピラピラのオマケのようなチャーシューではなく、食感の強いしっかりしたチャーシュー。須崎の鍋焼きラーメンに、広島らしさが加わって、とっても良い感じ。

    今日は、麺を食べ終わった後、ご飯をスープに入れて、即席雑炊にしてみた。ついつい美味しくて、最後まで食べたら、お腹パンパン。身体も温まったし、午後は居眠りで仕事になりそうにないな。(2004.12)