閉店  開口楽 

    中国家庭料理の店。店内は少し変わっていて、店の奥にバーカウンターがある。バーの奥には焼酎や中国酒が並んでいて、お酒だけの客も受け入れそうな雰囲気。空き家だった店舗をそのまま使っているので、そうなってしまったのだろう。更に、無理矢理に中華な小物を飾りあげているので、少し違和感がある。なんだか、仮住まいと言った印象。席は、カウンターが7席、テーブルが6席×4。スペースを余らして、ゆとりのある配置になっている。

    厨房では中国語らしき言葉と日本語が入り乱れていた。おそらく、中国出身の方だと思われる。フロアは年配の男性が担当し、厨房は壮年の男性が担当している。お二人とも、気の良い方だが、まだこの店自体に馴れていないようだった。

    やはり、料理は本国で修行されたのだろうか。料理は、今まで食べたことの無い不思議なものばかり。馴染みのある酢豚や麻婆豆腐も、私の見たことの無いような調理方法で出てくる。中国でもどの地方の料理なのだろうか。さっぱり分からない。

    広島市佐伯区三筋3-6-17
    082-922-7728
    開店時間:11:00-14:00 18:00-24:00
    定休日:無休
    ※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、開店時間や定休日が変更されている可能性があります。
    駐車場:2台


    もう一言
    ある日、目立つ場所に、ど派手な看板が建った。何事かと思っていると、長い間空き家だった店舗に、中華料理店が入るらしい。気になって気になってしょうがないので、早速行ってみた。

    店の中に入ると、年配の男性がむかえてくれた。背広に蝶ネクタイ。店内は、以前の店舗の影響なのか、微妙に中華料理屋っぽくないところがある。テーブル席に陣取り、メニューを見ると、麺類は一切ない。ちょっとびっくり。でも、丼ものは何種類かあった。何を食べようか少し悩んで、日替わり定食を注文。今日はキノコの炒め物、酢豚の2種類があり、酢豚を選択。

    少し待って、酢豚の登場。酢豚、スープ、ザーサイ、ご飯。ここの酢豚は、細切れの豚肉に、コロモを多めに付けて揚げて、それに餡を絡めている。豚肉以外の具はキュウリとニンジン。なんだか不思議な酢豚だなぁ。コロモが厚いので、ゴリゴリとした食感。味付けは、ずいぶん濃い。そして、量が多い。おもしろがって食べていたのは最初の2・3口ぐらいで、後はかなりしんどかった。酢豚は半分でいいから、別の料理を一品付けて貰えるとありがたい。(2004.8)