閉店  食通 (しょくつう) 

    入居者募集の看板が立ってます。閉店されたようです。ショックは大きいです。

    広電楽々園の裏手にある、老舗の定食屋。店内はちょっと薄暗く、タイムスリップしたかのように、昔のままだ。頻繁に聞こえてくる電車の音は、かえって良い感じをかもし出している。

    座席は、畳の座敷が4席×3。カウンターが6席。カウンター席の上には魚拓がたくさん飾られている。主人は釣り好きのようだ。

    客層は中年のサラリーマンから、近所のOLまで幅広い。定食の内容は可もなし不可もなしで、量も多すぎず少なすぎず。毎日でも食べられる内容だ。たまに季節ものの定食がラインナップされることがある。駐車場は店の真裏にある。

    広島市佐伯区楽々園1-3-25 楽々園マンション
    082-922-8851
    開店時間:12:00-21:00
    定休日:第1、3日曜日
    ※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、開店時間や定休日が変更されている可能性があります。
    駐車場:1台


    もう一言
    手帳によると、前回この店に来たのは8月8日。約二ヶ月ぶり。でも、半年以上来ていなかったような気がする。それだけこの店には良く来ていたと言うことかな。今日は、メバルの煮付け定食が出ていた。かなり魅力的。でも、それは敬遠して、豚焼き肉定食を食べた。これは、どちらかというと、豚野菜炒め定食と呼んだ方がしっくり来る。野菜をたくさん摂りたいときにはちょうど良い。熱々のみそ汁で、ちょっと舌をヤケドしてしまった。でも、この熱々みそ汁が好きなんだよなぁ。(2003.10)

    カツ丼を食べた。ここのカツ丼はソースカツ丼。でも、キャベツの千切りは入ってなく、ごはんの上に直接カツが置いてある。そして、とろみのあるソースがたっぷり。このソースがごはんに絡まって、B級感の強いカツ丼になっている。量はちと少な目。あっという間に食べ尽くしてしまった。(2003.11)

    季節モノの定食があれば、絶対にそれを食べるんだ。と意気込んで暖簾をくぐる。悩ましいことに、今日の季節モノは、「牡蠣フライ定食」と「赤貝の煮付け定食」の2つ。どちらにしようか迷ったあげく、赤貝を選択。赤貝が殻ごと醤油で辛く煮込まれている。身が大きく、プリプリとして食べ応えがあった。昼間っからお酒を飲みたくなってしまうのを、必死で我慢しながら食べた。それはとっても罪な定食だった。(2003.12)

    去年の暮れに食べ逃したカキフライを食べた。コロモにニンニクがきいていて、食欲をそそる。サクサクのコロモにジューシーな牡蠣の組合せって、大好きだ。美味しくって、ご飯が進む進む。最後はカキフライ一個を残して、ご飯を食べきってしまうトコだった。あぶないあぶない。あと、大根とチリメンジャコのなますがサッパリとして美味しかった。(2004.1)

    豚しょうが焼き定食があったので、それを食べてみた。豚ロースが少々厚めにスライスされてて、量は多め。筑前煮とサラダが付いてきた。今日は春らしい気候でポカポカとしていた。隣から聞こえてくる電車の音が、遠い世界の出来事のような感覚。ここで昼飯を食べていると、時間から取り残されたような気分に浸れる。(2004.4)