八幡の団地に向かう坂の途中にある鮨屋。カウンター10席。奥に座敷あり。店内は静かで落ち着いた雰囲気、とっても上品。カウンターに座ると、カウンターの目の前には、小さな水路があり、ここにちょろちょろと涼しげな水が流れてゆく。その上にはカワイイ陶器のお皿が置かれている。この皿の上に、握られた鮨が置かれてゆくわけだ。ガリもこの皿の上にあらかじめ盛られる。
店は、主人と、奥さんらしき方とで営まれている。主人の出で立ちは、普通の定食屋の主人が前掛けをしたような雰囲気。全然、鮨屋の職人らしくなく、アットホームな印象。もしかしたら、それはお昼だけで、夜の雰囲気は違うのかもしれない。
鮨はシンプルなイメージだけれども細工が多彩。基本的には江戸前のようだけど、正統派の江戸前というわけでもなさそう。魚は近海から仕入れるようで、九州(豊後水道?)から仕入れたカレイ、大島沖の太刀魚などがあった。あと、予約をして訪れた方が無難かも。席を確保する意味ではなく、主人にキチンと仕込みをしてもらうための予約。