お好み焼き屋。以前、大ちゃん。があったトコロに入っている。店内は、以前の店舗がそのままの形で残っていて、「大ちゃん。」の頃を知っている客も自然となじめる。店のおばちゃんは、この店を始める前にも、別の店でお好み焼きを焼いていたそうだ。席は鉄板5席、テーブル4席×2。
お好み焼きは、生地の上に魚扮と昆布粉を振りかけ、大きめに刻んだキャベツをタップリ、そして、もやし、天かす、ネギ、肉を乗せてつなぎの生地を垂らす。そのまましばらく焼き、ひっくり返す。麺は鉄板に出した後、ソースと昆布粉をかけて炒めておく。そうして麺と本体を合体させて卵で仕上げて完成。ソースを塗った後は味の素と青のりをかける。マヨネーズや紅ショウガの追加は無料のようす。そばはソフト麺。ソースはオタフク。あと、食後にコーヒーを出してくれる。
夜は鉄板焼きの居酒屋になり、お好み焼きの客よりも、酒を飲む客の方がメイン。壁に貼られた鉄板焼きメニューは、ほんの一例で、客の要望に応えていろんなものを作ってくれる。おばちゃんと相談しながら、次のメニューを決めるのが楽しい。
鉄板の上を見ると、ミニ鉄板が大量に重ねてある。どうやらテーブル席の場合は、このミニ鉄板でお好み焼きを食べられるようだ。でも、やっぱりフラットな鉄板が良いので、カウンターに座ってお好み焼きを注文。
お好み焼きはじっくりと時間を掛けて焼いてくれた。相変わらずのボリューム満点なお好み焼き。夜、飲んだ後のシメのお好み焼きでこれが出てきたら、半分は残しちゃいそう。お好み焼きは、サッパリした味付け。味が付いている部分、付いていない部分がハッキリしている。濃い味付けが好きな人は、ソースを足しながら食べないとキツイだろうなぁ。(2007.10)
私のお好み焼きはそっちのけで、そちらの様子を窺っていると、出来上がったのはチャンポンメン。なるほど、そういえばラーメンらしきものを食べている先客もいる。新しいメニューなのかなと思ったけれど、メニューのどこを見ていても見当たらない。常連のみの特別メニューなのかな。
そんな観察をしていたら私のお好み焼きが焼き上がった。アッツアツのお好み焼きはトロリンとした食感。イカ天がちょっと固めで食べにくい。このタイプのお好み焼きは、うどんの方が好きだな。次回からはイカ天抜きのうどんにしよう。(2010.11)
そんなことはともかく、お好み焼き。相変わらずボリューム満点で、生地を引いた後、ビックリするほどキャベツを乗せる。といっても常識の範囲で、観音の「しん八」ほどではない。
お好み焼きはしっかり焼き上げるので、キャベツの水分がほどよく出てきて、うどんのジューシー感が強まっている。やっぱりここでは、そばよりもうどんだな。でも、お好み焼き以外のメニューも気になる。焼きめしに挑戦してみようかな。(2014.4)