お好み焼き店。ただし、基本メニューは「そばらい」。「そばらい」とは、ライス入りお好み焼きのこと。普通のお好み焼きもあるけど、店主は「そばらい」を強烈に推している。ライス入りお好み焼きというと、とっても量が多そうだけど、麺の量を調節してあるのか、普通のお好み焼きと同じぐらいの分量になっている。
お好み焼きは、小さめの生地にたっぷり魚紛とトロロこんぶをかけ、細めのキャベツたっぷり、もやし、天かす、肉を乗せてゆく。豪快にひっくり返し、少し焼いた後、ちょんちょんと二回ひっくり返し、焼き具合を確認してから、やっぱり豪快に麺と合体させる。次に卵を鉄板にかち割り、軽く黄身を潰して本体を乗せる。火が通ってからひっくり返し、ハケでソースを塗り、コショウ、ゴマ、青のり、ネギで完成。
そばは、あらかじめ下味を付けて、バットにより分けている。これにより、「そばらい」の場合にそばの分量が調整できるようだ。ソースはカープソース。あと、肉の種類が選択できる。厚めの肉と普通の肉。どちらを選択してもこんがりと焼き上げてくれる。
店内はこぢんまりとしていて、4人掛けの鉄板テーブルが3脚。座敷も鉄板付きのテーブルが4席×3。カウンターにも3人ほど座れそうだけど、座る人は少なそう。駐車場は、店の前に軽自動車専用が1台分。少し離れたところに4台分の駐車場がある。
メニューは、そのほとんどが競馬にちなんだネーミングになっている。店主は相当な競馬好きで、嬉々として競馬のことを語っている。競馬に限らず良く喋る方で、店内には笑い声が絶えることがない。
お好み焼きのスペシャルは、イカ天入りで好きなトッピングがひとつ選べる。ダートスペシャルだと、肉ダブルで好きなトッピングがひとつ。桜花、ダービーと値段が上がるにつれて、トッピングの数が増えて行き、最高級のGIスペシャルは、肉ダブル、ねぎ、玉子のせ、トッピング3種。ディープインパクトは、オールダブルのトッピング5品。広島イケ麺は、具がタップリのつけ麺焼きそば。
お好み焼き以外にも、鉄板焼きメニューが豊富で、夜は居酒屋としての色合いが強くなる。
お好み焼きは、相変わらずこんがりと焼き上がっている。魚粉やとろろ昆布のおかげなのか、全体に旨味が絡まっているのがいいな。味もシッカリとしていて、カープソースが良く合っている。今日はうどんでなく、そばにしてみたのだけれど、ここのそばは結構美味しいな。でも、やっぱり次回はうどんにしてみよう。いやいや、ライス入りも捨てがたいな。じゃぁ、うどんらいにすればいいのだけれど、うどんにライスを入れるとボリュームが多そうでなんだか怖いんだよなぁ。(2007.10)
で、もちろん、そばらいを注文。でも、今日はちょっとひねりを入れて、ピリ辛そばらいにしてみた。お好み焼きは少し時間がかかっての登場。どうやら、持ち帰りの注文がたくさん入っていたみたい。ホント、人気がある。
どてっとボリュームのあるお好み焼きは、少し崩れかかっているけれど、そこが逆に食欲をそそる。表面から顔を覗かせているライスはカリカリに焼き上がっている。辛さはそんなに強くない。少しお高めだし、これなら普通のそばでもいいかな。厚めの肉はカナリこんがり。ギシッと食感があって、まるでイカ天をトッピングした気分。次回は薄めの肉を試してみよう。(2010.10)
今日はそばらいのスジ煮込み入りを注文。スジ煮込みにはコンニャクも入っている。量はそれほど多くはないので、ボリュームに影響は無いが、逆にそれが物足りない。そばらいのスジ煮込み入りにはもっとガツンとしたボリュームを求めたい。今度はスジ煮込みダブルにしてみようかな。(2012.6)