閉店 タンポポ 三筋店
元々、薬師が丘のお好み焼き屋「タンポポ」の2号店だったが、その後店員が受け継いで経営は別になった。ちなみに、この店舗は、以前、「甘藍」があった跡地になる。鉄板は4席、鉄板のないカウンター5席、座敷4席×2。座敷に鉄板はない。
お好み焼きの焼き方は、ほぼ「タンポポ」のまま。鉄板に生地を引き、ソースを塗り、魚紛を振りかける。その後、細目のキャベツ、もやし、肉と乗せてゆく。そうして、バターをまんべんなく垂らす。麺は鉄板に乗せたあとイカ天を乗せてソースを置く。そうして、本体に重しを乗せてしばらく。最後に卵で完成。仕上げはコショウ、青のり、ゴマを振りかける。そばはソフト麺。ソースはカープ。
お好み焼きの配達有り。
お好み焼きは、もちろん、名物のタンポポ焼きを注文。まだ店に慣れていないのか、首をかしげながらお好み焼きを焼き始める。実際、話を聞くと、かなり勝手が違うそうだ。
焼き上がったお好み焼きは、若干火の通りが違う。どうやら、鉄板の温度の問題らしい。これから試行錯誤で本来の味を取り戻していくとのこと。(2005.10)
などと観察しつつ。やっぱり、定番のタンポポ焼きを注文。鉄板上のお好み焼きをあちこちにずらして、なんとか新しい生地を引く場所を確保してくれる。で、そこに私のお好み焼きがはじまってゆく。形の定まらない、不定型なお好み焼き。これはここの特徴だよね。
それでも、焼き上がって行くにつれて、お好み焼きはだんだん丸くなっていき、最後はタップリのゴマと青のりの化粧で、普通のお好み焼きになって、私の元へとやってくる。お好み焼きの半分には黄色いカレーソース。いつもながら面白いな。
お好み焼きは、シットリとしたタイプ。じっくり焼く割には、キャベツに僅かな食感が残っている。これは火力が低めだからなのかな。ともかく、こういうシットリなお好み焼きも美味しいな。今日はソバにしたけれど、やっぱりこのお好み焼きだったらうどんの方が好み。次回はうどんだな。(2008.11)
よくよく見ると、店員は見たことのある顔。事情を聞いて見ると、店を彼に譲って、親父さんは薬師ヶ丘の店に戻られたとのこと。どうやらやむを得ない事情があったみたい。残念だなぁ。
そうやって話を聞いているうちにお好み焼きが焼きあがった。タンポポ焼きは、以前のようなカレーソースがない。あと、チーズもコーンも入らない。代わりにイカ天がタップリになって、目玉焼きが上に乗っている。これで680円は安いのだけど。どうしても、前のタンポポ焼きと比べてしまう。ホント残念だなぁ。(2010.10)