西区の新庄にあるラーメン店「ふじもと」の暖簾分け。2007年1月2日オープン。場所はTSUTAYA隅の浜店の宮島街道を挟んで向かい側。少し奥まった場所にあるので、目立ちにくい。店内はこぢんまりとしていて、背の高いカウンターが7席。背の低いカウンターが5席。店内は禁煙。
ラーメンは、「ふじもと」と殆ど同じ。太めの麺にたっぷりのスープ。具は豚バラ肉、太めのもやし、きざみネギ、ウズラの卵。スープはマグロ、サンマ、えび、ほたて、アサリの5種類のダシが用意されている。さらに、それぞれで塩味か醤油味が選べるので、10種類のラーメンがあることになる。卓上の調味料も、赤辛子玉ねぎ、白玉ねぎ、YABAI(一味唐辛子)、背脂などなど「ふじもと」と殆ど同じ。
もりそばもあり、これは醤油ベースだけ。スープはマグロ、サンマ、えび、ほたて、アサリの5種類があり、温麺か冷やし麺かを選ぶ事が出来る。麺は、ラーメン同様にドンブリに盛られて出てくる。まるで汁のないラーメンのような盛られ方。その麺と具をつけダシに浸けて食べる。このつけダシは、割り下で自由に割るコトが出来、最後に薄く割って飲むのもあり。
更に、「ふじもと」色がいろんなトコロに現れていて、髪をくくる輪ゴムがサービスされているし、会員証を提示すれば50円引きになる。もちろん、会員証を置くためのスタンドも設置されている。細かいところでは、「ふじ☆もと」の☆も「味」の中に隠されている。ただ、燻製チャーシューは用意されていない。
駐車場は店の前に2台。離れた場所の1台分はなくなった。
事前の情報によると、この店は、新庄の「ふじもと」の暖簾分けとのこと。やっぱり同じラーメンを出すのかなと、期待してたら、店の前には「ふじもと」と同じメニューが並んでいる。早速、待ち客名簿に名前を記入して、しばし店外で待つ。なかなか繁盛している様子。それにしても、美味しそうな匂いが、胃袋に堪えるなぁ。
しばらくして、店内に案内されると、こぢんまりとした店内には、更に美味しそうな匂いが充満している。カウンターに座り、メニューを眺めて、えび塩を注文。ラーメンが出来る間、店内を眺めてみる。客層は、近所の家族、遠方から訪れたラーメンフリーク、だいたい半分半分ぐらいの様子。ラーメンの好きな人は、正月早々からスゴイ行動力だなぁ。
で、やっぱり少し待たされて、ラーメンの登場。たっぷりのスープにたっぷりの具。早速スープをひと口啜ると、若干ぬるめ。熱々を予想していたので、ちょっと肩すかし。でも、具をよけながら、ほじり出した麺は熱々。具がスープを冷やしていたのかな。それを除くと、スープの加減、麺のコシ、具の具合。どれも、「ふじもと」とそんなに変わらないように感じた。と言っても、私の舌の言うことなので、あまり当てにならないのだけれど。
そうして、黙々と一気に完食。スープも全部のみ干して、やっぱりお腹いっぱい。このスープの最後の一口にえびのカスがこんもりしていて、あぁエビのスープを飲んだんだ、という気分を一層もり立ててくれるのが嬉しい。
さて、こんな近所で「ふじもと」のラーメンが食べられるようになったからには、とりあえず全種類制覇をしなくては。そのうち、独自色を出した新メニューとかも登場しそうだし、楽しみだな。(2007.1)
早速スープを飲んでみると、今回は問題ないぐらいに熱々。でも、ホタテのスープはおとなしめの印象。まぁ、サンマのガツンと感が無いのは当然なんだけれど、なんだか物足りない。次ぎに麺を啜ると、少し堅め。前は随分柔らかかったはず。私はこれぐらいの堅さが好きだな。重曹臭さもほとんどしないのが嬉しい。麺が柔らかくなるまえに、ガツガツと麺を啜る啜る啜る。ちょっと味に飽きてきたところで、赤辛子玉ねぎを加えてみたら、ガラリと印象が変わる。これはいいな。ここのラーメンは量が多いし、今度から色々入れてみて味の変化を楽しんでみよう。などと味わいつつ、あっという間に完食。いやぁ、これは美味しいよ。(2007.3)
でも、今日は気分を変えて温かい盛りそばのアサリ。盛りそばは、汁の入っていないラーメンに、つけ汁が付いてくるもの。ラーメンと比べて平たい麺が使われているけど、その他の具はラーメンと全く同じ。苦手のアサリも盛りそばなら食べられるかもと、ちょっと挑戦してみたい気分だった。
で、運ばれてきたつけ汁をチョコッと飲んでみると、あさりの風味がカナリ抑えられている。前にラーメンで食べたときとは、感じる印象が全然違う。早速、麺をつけて食べてみると、大丈夫。というか美味しい。思わず、一気にズルズルと啜り、あっという間に完食。
アサリのスープが変わったのか、盛りそばだから私にも食べられたのかは不明。ともかく、次回はラーメンのアサリを食べなくては。でも、夏場限定の"Neverending Curry"も気になるんだよな。どっちを食べよう。迷うなぁ。(2008.7)
早速、スープを飲んでみる。トロリンとしたスープ。もちろん、カレーの風味。もっとスパイシー具合が強いかなと思ったけれど、かなり柔らかい。辛いのが苦手な人でも食べられそう。次に、麺をほじくってみる。平たい麺。これは盛りそばの麺と同じ物の様子。平たい麺とこのスープの組み合わせになんだか既視感を覚えた。なんだろう。
不思議に思いながら、その麺をすする。そうだ、カレースープと平たい麺と言えば、カップヌードルのカレー味だ。そうかそうか、最近食べてないよな。なんだか懐かしい。納得して食べ続けていると、肉を発見。豚肉ではなく鶏肉が入っている。ちょっと臭みが気になるなぁ。でも、6〜7個ぐらいたっぷり入っていた。
次にナスビを食べてみると、美味しい。カレーとナスビの組み合わせはいいな。そういえば、うずらの玉子がない。何処にあるのだろうと、どんどん麺を減らしていくのだけれど、結局最後まで見つからなかった。そっか、入ってないんだ。別にどうでも良いことなんだけれど、ちょっと残念。そうして、うずらの玉子がないことを確認して、最後のスープをごくごくと飲み干す。ごちそうさまです。
いやぁ、かなり満足感が高いな。麺の量はかなり多く、通常よりも大盛りになっている様子。カレースープのベースは全く分からない。やっぱり5種類のダシのどれかなのかな。ただ、ニンニクが良く効いていたのだけは確か。そうして、オアイソする前になって、ココナッツミルクを忘れていたことに気がつく。ありゃ失敗。また食べに来なくては。(2008.7)
で、もちろん、"Neverending Curry"を注文。しばらくして登場してきたラーメンは盛りが豪勢。麺の上にいつもの太もやし。その傍らには大きめのチャーシュー、豚バラ肉、なすびの素揚げ。早速麺をほじくると、懐かしい平麺が出てきた。麺の量はかなり多く感じられる。大盛りなのかな。スープはカレー風味だけれど、辛さは弱め。ベースのダシは不明。でも、ラーメンを食べ進んでいて、正体不明の肉が出てきた。カナリ煮込まれた鶏肉のようだったので、スープは鶏ベースなのかな。たぶん、きっとそうなんだろうな。
去年はカレーもりそばもあったけど、カレーもりそばよりも"Neverending Curry"の方が好き。このシーズン中、少なくともあと一回は食べておきたいな。(2009.7)
早速スープを飲んでみる。美味しい。何とも旨味が強い。強すぎてあまり食べ過ぎると飽きちゃいそう。チャーシューも美味しいのだけれど、やっぱり偶に食べるぐらいがちょうど良い。年一回の限定メニューでちょうど良いかも。また来年も食べたいな。(2010.4)