閉店  とりの助 五日市三宅店 (とりのすけ いつかいちみやけてん) 

京都ラーメンとりの助の五日市店。と言っても、京都に同名の店は存在しない。広島と島根にしかない京都ラーメンの店というややこしい状態。京都ラーメンでも鶏がらスープの店を手本にしているようだけれど、詳細は不明。店内は活気があり、暗い色で構成された壁やテーブルの中に、派手なデザイン絵が目立つ。席は上がりのテーブルが6席×5。テーブルが4席×2。カウンターが16席。全席禁煙。場所は、昔ボンルパがあったところ。

塩ラーメンは、鶏だしがベースのスープ。スープにはトロミがあり何かの油と白ごまが浮いている。麺は中細で少し縮れている。具は白髪ネギ、水菜、メンマ、豚肉、糸唐辛子。醤油ラーメンもベースは一緒とのこと。ラーメン以外にはギョウザやご飯物が取りそろえてある。また店の中央には漬け物が置いてあり、自由に取って食べても良い。

ランチは月〜金の11:00-17:00まで。4種類のセットメニューを用意していて、好きなラーメンに、それぞれ、餃子+ご飯、唐揚げ+ご飯、ご飯、豚ねぎご飯を付けることが出来る。ご飯のお代わりは無料とのこと。

広島市佐伯区三宅1-1-13
082-842-3277
開店時間:11:00-1:00(L.O.24:45)
定休日:無休
※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、開店時間や定休日が変更されている可能性があります。
駐車場:16台


もう一言
ボンルパの跡地が何やら改装しているなと思っていると、どうやらラーメン店が出来る様子。やがて外装が完成して、その正体は「とりの助」であることが判明した。廿日市にある京都伏見ラーメンの店だったと記憶していたけれど、この店では「伏見」の文字は見あたらず、京都ラーメンになっている。私の記憶違いかなぁ。オープンは2007年6月だけれど、なんだか人が多そうだったので、少し様子を見て、ひと月ほど経ってから食べに行ってみた。

店内にはいると、店員が威勢良く迎えてくれた。そのまま上がりの席に案内して貰って、靴を脱いで着席。メニューを見る前に店内を見渡すと、無料の漬け物コーナーが見えた。どうやら、セルフで好きなだけ食べても良い様子。でも、靴をはき直すのが面倒くさいのでスルー。更に、キョロキョロしてみると、壁もテーブルもくすんだ黒で統一されていて暗め。その壁に派手な絵やメニュー紹介が貼りつけられて、一転賑やかな雰囲気になっている。その派手な雰囲気の中ジャズが流れていた。

別に内装を眺めに来たわけではないので、派手な絵から目を外して、お品書きを物色。醤油、塩、味噌のスープが用意されていて、それぞれに何種類かのバリエーションがある。どれもベースは鶏。それとは別に海老ダシのラーメンも用意されている。今日はシンプルに行きたかったので、塩ラーメンを選択してみた。ご飯物とのセットメニューもあるようだったけれど、今回はそれも回避。

ラーメンはそんなに待たされることなく登場。早速、ひとくちスープを啜ってみると、ダシがもの凄く強い。私でも、あぁ鶏が入っているのだなと気がつくほど分かり易い。あとスープに軽く浮いた油に何やら風味があるような気もした。これがなかったら単調になっちゃうかも。麺は柔らかめで少し縮れている。具は水菜、白髪ネギ、糸唐辛子、豚バラ肉、めんま。チャーシューでなく、豚バラ肉ってのは最近の流行りなのかなぁ。

どこが京都ラーメンなのかはイマイチ不明。そもそも京都ラーメンの定義自体を知らないので、分かるわけがないか。それはともかく、麺の柔らかさがちょっと好みじゃなかったけれど、スープは結構好きだな。次回は海老ダシのラーメンを食べてみよう。(2007.7)