廿日市の宮島街道沿いにあるお好み焼き屋。店舗は2階になっていて、看板横の階段を上がっていくと入り口がある。手狭な印象を受けるけれど、店内に入ると右手に鉄板席が6席。奥にあがりの座敷があって、そちらは鉄板付きのテーブルが4席×4。ゆったりとくつろげる。
お好み焼きは、粘りけの強い生地を鉄板に引き、魚粉を振りかけ、大きめに刻まれたキャベツを乗せる。更に、もやし、タマネギのスライス、天かす。そうして調味料を振りかけて、豚肉を乗せる。そうして鉄板に油を引いて、そこにひっくり返す。まずを回しかけて、しばらく焼く。
そばの場合は、そこから生麺を茹で始めて、茹で上がったらそばを鉄板に出して形を整えて油を差し、麺の上に生卵を落としてヘラでまんべんなく広げ、ソースを垂らしてしばらく放置。しばらく焼いて、その上からお好み焼き本体を合体。最後にひっくり返して、ソース、調味料、刻みネギ、削り節で完成。そばは生麺。ソースはオタフク。
早速、私のお好み焼きが目の前で焼かれていく。お好み焼きは少し時間をかけて丁寧に焼かれる。それでも、私だけなので、そんなに時間はかからず焼き上がった。ごてっと安定感のない重厚な姿。玉子が麺と本体の間に挟まっているので、こんな印象になるのだと思う。
そばはパリっとした焼き上がり。全体に旨味が回っていて、肉もコンガリとした焼き上がりで香ばしいな。前回は肉玉うどんを食べたけれど、ここではそばの方が好きだな。次回もそばにしよう。(2010.10)
で、しばらくしてお好み焼きの焼き上がり。てっきり、中にチャンジャが入るのかと思っていたら、お好み焼きの上にこんもりとチャンジャが乗せられてきた。そのままお好み焼きと一緒に食べるとちょっと食べにくい。と言うか、ビールが欲しくなる。
なので、チャンジャを少しずつ鉄板で焼きながら食べ進む。少し火が通ることでコリっとした食感が生まれ、これがお好み焼きに良く合う。ただ、問題なのは、もっとビールが欲しくなってしまうことである。大問題である。(2012.11)