閉店 クレイジー
廿日市商店街の南端にあるお好み焼き屋。お好み焼き以外にも定食があり、夜は鉄板焼き中心の居酒屋にもなる。お店は親父さんと息子さんの親子で切り盛りされている。席は、テーブルが4席×2、2席×1。カウンターが6席で、そのうち鉄板で食べられるのは4席。
お好み焼きは、生地に魚紛をたっぷり振りかけ、その上に大きめに刻まれたキャベツ、天かす、刻みネギ、もやし、肉、調味料、つなぎの生地と乗せてゆく。余り押さえず、ふんわりと空気をキャベツに送りながら焼いてゆくので、中心部の温度は少し低め。そうして、しばらく焼いた後、炒めた麺の上に置き、卵で仕上げる。卵は若干半熟。ソースはたっぷりと掛けられ、青のりとゴマが降りかかる。そばはソフト麺。ソースはオタフク。マヨネーズは自分で自由にかけられ、食後はコーヒーが出てくる。
と、そんな疑問は、鉄板に垂らした水の如く蒸発させる事にして、とにかく、クレージーの暖簾を潜ってみた。早い時間のせいか、店内には客がおらず、私の頼んだ肉玉うどんイカ天入りは、直ぐに焼きはじめられた。
すこし時間を掛けて、じっくり焼かれたお好み焼きは、少しふんわり、少し小さめ。早速ヘラで食べてみると、じっくり焼いたわりには温度が低め。これは、キャベツの層に頻繁に空気を送る焼き方のおかげなのかな。猫舌の人には丁度良いかも。
お好み焼きは、ソースがタップリで、かなり味は濃いめ。ふんわりと仕上げているせいで見た目は小さいけれど、実際はカサが高く、大きくもなく小さくもなくといったところ。この店は夜遅くまでやっていて、飲んだ後のお好み焼きにおもむきを置いているのかな。そんな軽い食後感だった。(2007.11)
ハンバーグはもちろん注文から焼き始める。鉄板があるのでちょうど良いよね。定食は少し時間がかかっての登場。ハンバーグに目玉焼き、サラダ、アジの南蛮漬け、漬け物、ご飯、みそ汁。ハンバーグは柔らかく、少し水分が多めの印象。ボリュームは充分。更に、食後にはアイスコーヒーが登場。結構リーズナブルだね。(2011.8)
調理も息子さんが担当しているかと思ったら、私のオムレツは親父さんが焼いてくれた。役割分担しているのかな。焼き上がったオムレツは外はシッカリ、中はトロンの嬉しい状態。これを箸で切り取り、ご飯の上に乗せて、一緒にパクリ。いや、これは美味しいよ。今まで食べてこず、もったいないことをしたなぁ。次回はプレーン以外のオムレツにしてみよう。久しぶりにお好み焼きも食べたいけど。(2013.12)