閉店 ぱせり
廿日市市役所近くにあるお好み焼き屋。狭い側道に面していて、表通りの宮島街道からは見えず、分かりにくくなっている。店は女性が二人で切り盛りされている。カウンター7席で鉄板前は詰めれば5席ぐらいは確保できそう。あと、あがりのテーブル席が鉄板付きで4席×3。
お好み焼きは、まず、麺を鉄板に出す。そうして、生地をひき、昆布粉と魚粉を振りかけて、キャベツ、天かす、もやし、豚肉の順で乗せていく。直ぐにひっくり返し、水を指し、そのまましばらく焼く。そばはソースをかけて、うどんはソースと水をかけてほぐしておく。
焼き上がってきたら、最後に少し押し焼きをし、麺と重ねる。卵を鉄板にかちわり、丁寧に広げて本体を乗せる。しっかり卵へ火を通してからひっくり返し、ソースを塗り、調味料、青のり、白ごま、刻みネギで完成。ソースはオタフク、そばは袋麺。
トッピングは明記しておらず、お好み焼きのメニューをイカ天入りとかモチ入りなどと細分化している。夜のメニューは、ビールのアテになるようなメニューも揃えている。
差し出された水を飲むと、ほのかに柑橘系の香りがする。レモンが入っているのかな。その水を飲みながら、焼けていくお好み焼きを眺めていた。お店はふたりの女性で切り盛りされている様子。客は常連客ばかりのようで、後から入ってきたご隠居さんは、「いつものやつ」を頼んでいた。
焼き上がったお好み焼きは、こんもりと盛り上がりがあって、ボリューム感がある。振りかけられた青い粉末は青のり。パセリではなかった。少し期待したけれど、さすがに違っている。ところで、なんで「ぱせり」って店名なのだろうか。少し気になる。(2013.10)