廿日市駅の西側、JRの踏切近くにあるお好み焼き屋。店はこぢんまりとしていて、鉄板席が3席。カウンターが4席。店はおばちゃんが一人で切り盛りしていて、近所の小母ちゃん達が世間話がてらお好み焼きをお持ち帰りしてゆく。店内は禁煙。
お好み焼きは、生地を引き魚紛を振りかけ、ざっくりと大きめに刻まれたキャベツ、塩、刻みネギ、もやし、天かす、肉と置いていく。お好み焼きはじっくり時間をかけて焼き、最後に軽く本体を押さえる。麺は、あらかじめお好みソースと油で炒めておく。麺と本体を合体させた後も、しばらく焼いて仕上げる。最後に玉子を鉄板にかち割り、丁寧に広げて本体を乗せる。玉子への火のとおし方は半熟。ソースを塗った後、青のりたっぷりとゴマで完成。これらは予め掛けるかどうかを聞いてくれる。そばはソフト麺、ソースはオタフク。
で、車を停めて、店に入ると、先客のおばあさんが一人。店のおばちゃんと世間話をしている。我々が入って、その世間話を中断させちゃった。おばあさんゴメンね。
早速、メニューをざっと眺めると、シンプルなラインナップ。何も考えることなく、肉玉うどんイカ天入りを注文。小母ちゃんはハキハキとした受け答えで、手早くお好み焼きを焼き始める。鉄板は結構高温を保っているようで、短い時間でもシッカリと火が通る。
焼き上がったお好み焼きを食べると、カナリの熱々。量は少し多めで、こんがりとしっかり味も絡まっている。特に目立ったところはなく、シンプルなお好み焼き。これぞ、近所の小母ちゃんが焼くお好み焼きのど真ん中と言った印象。(2007.11)