広電宮内停留場の西側の踏切すぐにあるお好み焼き屋。焼き手は小母ちゃんだったり、おじちゃんだったりとマチマチ。小母ちゃんは話し好きで、お好み焼きを焼くあいだ、いろいろと話題を振ってくれる。10席。うち鉄板は詰めて4席ほど。
お好み焼きは、まず麺を鉄板に出す。そばの場合は霧吹きで水をふりかけておく。そうしてすぐに丁寧にほぐし、コショウを振りかける。次に、鉄板に油を塗り、生地を丸く大きめに広げる。昆布粉と、魚粉をふりかけておく。そうして麺にソースをかけて絡めたあと、生地の上に置き、キャベツたっぷり、刻みネギたっぷり、天かす、調味料、もやし、豚肉と乗せて行き、つなぎの生地をかけて、ひっくり返す。形を整えて、端を軽く押さえたりしながら、しばらく焼く。
程よく焼き上がったところで、卵を容器の中にかち割り、しっかり解いてから鉄板に出し、スプーンで広げ、本体を乗せてる。そうして、ほんのちょっと焼いてからひっくり返す。仕上げはソースをハケで丁寧に塗り、青のりで完成。そばは袋麺、ソースはオタフク。
焼き上がったお好み焼きは結構なボリューム。中にネギがたっぷり入っているので、その風味がかなり強め。魚粉は少なめでダシは入っていないので、豚肉の旨味とソースの味がメインになる。店内の壁にはメニューがあちこちに貼られており、少し雑多な印象。それとは逆に鉄板は綺麗に磨かれていて美しい。(2012.2)