閉店 じゃんぼ
鈴が台のメインストリート。坂道の途中にあるお好み焼き屋。タコ焼きもあり、店の前にはベンチがぽつんと置いてある。注文後、ここでノンビリ焼けるのを待つ人もいるのかな。店内に入ると、右手に鉄板のカウンターが7席。左手にテーブルが4席×3。店は小母ちゃんが一人で切り盛りしている。
お好み焼きは、まず鉄板に生地を引き魚粉を振りかけ、キャベツ、ヒゲを取ったもやし、調味料、昆布粉、天かす、刻みネギ、豚肉と乗せて、つなぎの生地をかける。
その後、麺を鉄板に出してお好みソースを乗せ、魚粉を振りかけて、ダシ汁を差してほぐし炒めておく。そうして本体をひっくり返して、少し焼いた後、シッカリ押し焼きし、麺と合体。玉子を鉄板にかち割り、狭めにのばして本体を乗せる。シッカリ火が通ったとこでひっくり返してソースを塗り、魚粉、青のりで完成。ソースはミツワ、そばはソフト麺。辛口ソースもあり。
そんなことはともかく、今日は肉玉そば。イカ天をトッピングしてみた。小母ちゃんは相変わらず愛想良く、元気にお好み焼きを焼いてくれる。そんな姿を見ながら、ラジオの声に耳を傾ける。そう、この店にはテレビはなく、常にラジオがかけっぱなし。私はこの方が好き。
で、出来上がったお好み焼きを食べる。火が弱めのせいか、少しキャベツの食感が残った焼き上がり。もやしはヒゲを取ってくれているので、サクッと切りやすく、食べやすく、食感もちょうど良い。あまり火を通さないので、これでもやしのヒゲが残っていたら食べにくいだろうな。そこら辺が、きちんと計算された焼き上がり。ここのお好み焼きは好きだなぁ。(2011.9)