ぼん 

    フレスタ河内店の駐車場の一角にあるお好み焼き屋。長細い店内にはカウンターが9席。テーブルが2席×4。

    お好み焼きは、まず、麺を鉄板に出した後、ガーリック、コショウ、ソース、水などでほぐして炒める。うどんの場合はケチャップも入る。それとは別に、鉄板に生地を引き、魚粉を振りかけておく。そこでおもむろに鉄板に油を引き、そこに直接もやし、キャベツ、天かすを投入して炒め始める。そうして強火で一気に炒めた後、先ほどの麺もそこに投入して混ぜてゆく。程良く混ぜ合わさったところで、それらを生地の上に置き、新たに生のキャベツを少し乗せ、肉も乗せる。

    その後、直ぐにひっくり返して、後は押さえる事もなくしばらく焼く。そうして、程良くなってきたところで、玉子をヘラで伸ばして、本体を乗せる。玉子にシッカリ火を通して、もう一度ひっくり返して、ソースを塗り、コショウ、味の素、青のり、きざみネギで完成。そばはソフト麺。ソースはカープ。

    お好み焼き以外にに、うどんやそばも置いてある。あと鉄板焼きメニューなども揃えてあり、居酒屋としての利用も出来る。

    広島市佐伯区五日市町大字下河内42
    082-928-9850
    開店時間:10:00-19:00
    定休日:火曜日(祝日は営業)
    ※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、開店時間や定休日が変更されている可能性があります。
    駐車場:あり


    もう一言
    最近、美味しいと教えていただく事が多いので、ずっと食べに行ってみたかった。でも、サスガにちょっと場所が遠い。なかなか行く事が出来なかったのだけれど、時間に余裕がある日を選んで、やっと訪れる事が出来た。

    店に入ると、店の方が迎えてくれる。でも、ちょっとキョトンとしている。常連さん以外が来るのは珍しいのかな。そんなことには気がつかない振りして、鉄板の前に座る。で、お好み焼きの注文。肉玉うどんイカ天入り。注文後、ふと後ろを振り返ると、メニューが並んでいた。野菜焼きとか、肉玉野菜とか、肉野菜そばとか、たくさん並んでいて、えっと肉玉うどんは……ありゃ700円。意外に高いなぁ。イカ天も150円とお高め。やっぱり、スーパーの区画内だと家賃が高いのかな。

    小母さんが早速焼き始める。まずは、うどんから炒めるようだ。となにげに様子を見ていてビックリ。いきなりもやしとキャベツを炒め始めた。さらには、そこにうどんを加える。要するに焼きうどんである。そうして炒めた焼きうどんを、生地の上にチャッチャッと乗せて、その上にキャベツと肉を乗せる。さっきまで焼きうどんだったものが、急にお好み焼きのフリをして、目の前にデンと居座っている。ビックリだなぁ。

    その後は、普通の焼き方。でも、かなり早い焼き上がり。早速、一口食べてみると、なんともガッツリとした旨味。こりゃ旨いや。と、すかさず次の一口。でも、何やら違和感。そうか、焼きうどんのように炒めているから、空気がたくさん含まれているんだ。だから、キャベツが口の中でパラパラと崩れるんだな。この食感は、お好み焼きというよりも、焼きうどんに近い物がある。面白いな。

    美味しいし、面白いので、ばくばくと食べ進む。空気が含まれているので、見た目の大きさに比べて、量はそれほど多くない。でも、何故か途中で勢いが失速。最初の好印象が、最後まで続かない。やっぱり、お好み焼きを食べたい気分で来たから、この食感に飽きちゃうのかな。うーん、なんだか残念。でも、私は、うどん入りのお好み焼きは好きなくせに、焼きうどんはあまり好きじゃないんだよね。そばなら印象が変わるかな。次回はそばだな。(2008.4)


    今年一番の暑さの中、肉玉そばを注文。前回、肉玉うどんが少し合わなかったので、そのリベンジってワケ。いや、リベンジするにしても日を選べよ。せめて雨で気温が下がった日にするとか、もう少し考えて行動しなさい。と自分自身にダメ出ししつつ、お好み焼きが焼き上がるのを待つ。

    でも、今日は客が多い。鉄板の前でビールを飲みながらお好み焼きをハフハフしているオジさん達。私も車じゃなければ飲むのにな。などと、羨ましげに水を飲んでいると、次々と客がやってくる。ほら、暑くてもお好み焼きを食べる人は多いじゃん。と、ダメ出しに反論してみる。

    そうこうしている内に、お好み焼きが焼き上がった。早速食べてみると、前回ほどのガッツリ感がない。ありゃ、やっぱりイカ天入れるべきだったかな。肝心のそばは、ソースを多く使って炒めているせいか、ソースの酸味が強い。こういう肉玉そばはあまり好きじゃないんだよね。やっぱり、肉玉うどんの方がいいな。もちろんイカ天入り。ただ、このパラパラ感は、私にとってちょっと異質。でも、たまに、あのガッツリ感が恋しくなりそうな予感がする。(2008.7)