閉店  楽々園の空 (らくらくえんのそら) 

    天下一品 楽々園店」と店舗を同じにするお好み焼き店。天下一品同様に、楽々園を名乗っているけれど、実際の住所は隅の浜。店舗は二階建てになっていて、一階は駐車場になっている。階段を上っていくと、何の看板もない扉があり、それを開けて入ると、更に扉がふたつ。正面が楽々園の空、右手が天下一品。

    店内へは靴を脱いで上がるようになっている。席はテーブル席が4席×5。座敷が4席×3。あと、奥に大人数が入れる座敷がある様子。

    お好み焼きは関西のお好み焼きで、混ぜ焼きになる。酒のアテになる居酒屋メニューもそろえてある。お昼はお好み焼きとご飯などがセットになった定食が用意されている。

    お好み焼きは客が自ら焼く。その焼き方は事細かに記してあり、焼く時間を計るためのタイマーまで用意されている。お好み焼きは、ボウルに具が全部入った状態で出てくる。そこから豚肉を鉄板に置き、焼き始める。そうして残った具を混ぜ混ぜする。内容はキャベツ、天かす、紅しょうが、刻みネギ、刻み、玉ねぎ、黄身、つなぎ。

    で、ほどよく混ざったところで、豚肉の上から注ぐ。この際、平たくしないように注意書きがある。そうして、タイマーで計ってきっりち6分焼き。鰹節をのせてからひっくり返し、再び6分焼いて完成。ソースは広島流と関西流の2種類。広島流はオタフクソース。関西流はオタフクソースのブレンドで、かなり緩めでウスターソース状になっている。あと、青のりとマヨネーズは自由に使える。

    広島市佐伯区隅の浜2-1-17
    開店時間:11:00-14:00(L.O.13:45) 17:30-23:00(L.O.22:30)
    定休日:不定休
    ※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、開店時間や定休日が変更されている可能性があります。
    駐車場:あり


    もう一言
    楽々園店の空というネーミングに惹かれていたものの、何となく敷居が高かった。でも、ふと通りかかることがあったので、意を決してお昼を食べてみることにしてみた。

    店舗は二階になる。扉を開けると店員さんが威勢良く迎えてくれる。そこで靴を脱いで店内へと上がる。座敷は腰を落ち着けてしまいそうなので、テーブル席にして貰った。

    で、少し待たされてテーブル席へと案内される。まずはメニューと睨めっこ。うすうす気がついていたけれど、広島のお好み焼きはない様子。とにかく、スタンダードっぽい京風定食を選択。京風定食は、いわゆるお好み焼き定食。お好み焼きにご飯とスープが付いてくる。

    少し待たされて、お好み焼きの具材が登場。指示どおり最初に豚肉を焼き、具を混ぜ混ぜして鉄板へと流す。で、タイマーでキッリチ計って12分後にお好み焼きの完成。でも、ここまでで、入店してから30分以上経過。客は他にいないのに、なぜか時間がかかりすぎている。

    で、そのお好み焼きをおかずにご飯を食べる。まず半分に関西流ソースをかけてみる。意外に緩いソースでビチャーと鉄板に広がる。かなり刺激が強く、立ちこめる湯気を吸うとむせてしまう。これはやはりマヨネーズをかけることが前提になっている様子。その方がご飯にも合うしね。

    半分ほど食べて、今度は広島流ソースを試してみる。これは明らかなオタフクソース。もしかしたら何かとブレンドしているかもしれないけれど、ほとんどオタフク。でも、やっぱりご飯のおかずなら、関西流ソースかな。ただ、注文から食べ終わるまで時間がかかりすぎる。お昼に来るにはちょっとしんどいなぁ。(2009.5)