お好み焼き屋。店内は空間が広く、鉄板5席、テーブル4席×3。店は親父さんが一人できりもりする。たまにアルバイトがいることもある。
お好み焼きは、まず生地をひき、削り節、細めのキャベツ、もやし、天かす、肉、ラードと乗せていく。そうして、ひっくり返してダシ入りらしき水をタップリさし、そのまましばらく焼く。
そばは、袋麺を軽く湯がいてから鉄板に乗せる。形を整えてて油をさした後、そのまま放置してじっくりと焼く。うどんの場合は、湯がかずにケチャップと醤油で軽くほぐし炒めする。
本体が焼き上がると、軽く押さえて麺と合体。卵は丁寧に鉄板に伸ばしてからお好み焼きを乗せる。卵がシッカリ焼けてから再度ひっくり返し、ソース、味の素、コショウ、青のり。ソースはカープソース。
ノーマルのお好み焼きはちょっと小さく、普通の男性にはちょっと物足りない。「1.5玉」、「×2焼き」、「びっくり焼き」と量が調節しやすいメニュー構成なので、自分の腹具合に合わせて注文しよう。トッピングはどれも少し多めのボリュームになる。
まずはうどんを鉄板に乗せる。それから本体を作り始める。本体の方が一段落すると、うどんにケチャップと醤油をかけて炒め始める。ぷーんと良い香りが立ちこめる。食欲増進の瞬間。そうやってずっと見守っていると、お好み焼きが焼き上がる。カープソースが更なる食欲増進をかき立てる。
で、出来たてのお好み焼きを早速食べる。なんともジューシー。このジューシーさの際だつお好み焼きって大好き。肉玉うどんの真骨頂だよね。などと喜んでいると、親父さんがふらりと消えてしまった。どうやら、お好み焼きの配達に出かけてしまった様子。なんとものどかだな。まぁ、直ぐに帰ってくるでしょう。
と、楽観視していたら、お好み焼きを食べ終わっても帰ってくる気配がない。これはお金だけおいて帰ろうかなと考えていたら、やっと帰ってきた。一安心。でも、昔のお好み焼き屋ってこういうのが当たり前だったよね。(2008.10)
そう思うやいなや、店の外から店主が慌てて入ってきた。配達でも行っていた様子。無用心だけれど、この店らしいな。で、注文は野菜肉玉のミックスチーズ。でも、ミックスチーズを切らしているようで、今日は出来ないとのこと。仕方がないので、普通のチーズにしてみた。
しばらくして焼き上がったお好み焼きには、ペランと一枚のスライスチーズ。やっぱりこれじゃ寂しいな。次回はミックスチーズをリベンジしなくては。(2014.4)