五日市ランチ暫定ロゴ。暫定ではないロゴがいつ出来るのかは不明。
 メインコンテンツ
  カテゴリ別

  地域別

  50音別

  駐車場

 サブコンテンツ
  五日市Twitter

  掲示板

  徒然なるままに

  五ログ

  ブックマーク

 説明・紹介
  このサイトについて

  きくぢっち

  五観橋わたる

 新着情報
  丸亀製麺 廿日市店
       (2010.9.4)
  讃岐屋 楽々園店
       (2010.9.4)
  讃岐うどん処
       (2010.9.4)
  のんき亭
       (2010.8.8)
  恵美
       (2010.7.28)
  Vasanta
       (2010.7.18)
  なおき
       (2010.7.11)
  旬菜亭たか
       (2010.7.3)
  磯乃瀬
       (2010.6.27)
  一起
       (2010.6.14)

RSS

 サイト内検索



殺してやりたい
 
Copyright 2003-2010 GOKANBASHI WATARU.

殺してやりたい

 今、殺してやりたいほど憎いヤツがいる。ヤツは、私をこんな酷い目に遭わしておいて、今はもうどこにもいない。どんなに仕返しをしてやろうと思っても、ヤツはすでに手の届かないところへ行ってしまったのだ。悔しくて仕方がない。こんなコトならば、昨日のうちに、私の手でとどめを刺してやれば良かった。と、後悔の念が抑えきれない。

 昨晩の私は、とにかく酷いヤツだったのだ。ヤツは昨晩、トンデモナイ事をしでかし、今日の私にそのツケを押しつけてきやがった。ホント、叶うならば殺してやりたい気分だ。

 今日は朝から、眠いし、頭が痛いし、気分が悪いし、胃が重い。でも、財布は軽い。ヤツが昨日、あんな遅くまで起きていなければ、私は寝不足にならずにすんだはずだ。輝かしい朝日を浴びて、爽やかな目覚めを堪能できるはずだった。それが、眩しすぎる朝日をあびて、苦悶に満ちた目覚めを堪能する羽目になってしまった。あぁ、朝日が痛い。

 頭が痛いのもヤツの責任だ。何も、あんなにガバガバと飲む必要はないではないか。確かに、昨晩は楽しく、酒もすすんだことであろう。そりゃ、自分はそれで楽しかったのだろう。でも、後から苦労する人のコトも、ちょっとは考えて欲しいものである。こめかみに太い針を刺されたような鈍痛は、私の思考能力と身体能力を完全に奪い去っている。だから、歯ブラシに洗顔料をつけたのも、階段の角に足の小指をぶつけたのも、全部ヤツのせいなのだ。

 なんと言っても、気分が悪いのは最悪だ。何もする気がおきない。ヤツが昨日、酒をチャンポンさえしなければ、こんなに気分が悪くなることはなかったはずだ。いくら、他人が美味しそうな酒を飲んでいたからと言って、そんなに色んな種類の酒を飲んでいたら、悪酔いもするはずだ。ヤツは子供の頃からそうだった。全てを試したがるのだ。料理が何種類もあれば、全部味を利きたがり。お菓子のオマケは全種類を集めたがり。人が何かを食べたり飲んでたりすれば、同じ物を欲しがっていた。子供の頃から何も変わっていない。大人になったのだから、ちょっとは自制心というものを活用して欲しいものだ。

 あと、酒を散々飲んだ後、お好み焼きを食べる必要はないと思う。それもイカとチーズのトッピングなんて、自殺行為に近いものがある。更に、ビールも一緒に飲むとは何事だ。胃袋が悲鳴を上げて、ストライキを始めたのは当然のことであろう。オマケに、ポケットの中には、アイスクリームを購入したことを伺わせるレシートが紛れ込んでいた。しかもふたつ買っている。一体いつの間に食べたのだ。もう、あきれて何も言えない。

 そんなコトだから、当然財布も軽くなっている。本当なら給料日までお金をおろす必要はなかったはずだ。なのに、私の財布には86円しか入っていない。あと一週間以上もあるのにどうする気だったのだろう。それにしても、どうやって帰ってきたのだろう。

 でも、それらは些細なことである。それよりも、上着のポケットに入っていた女物の靴下はどうしてくれよう。しかも片方だけ。丈が短くフリルのついた可愛い靴下だ。女性の物と言うよりは、若い女の子の物と言った方がしっくり来る。そんな靴下だ。淡いピンク色が、哀愁を醸し出している。下着ならまだあきらめがつく。靴下であるということが微妙である。

 一体ヤツは、何をしていて、こんな物をポケットに入れたのか。身に覚えはないものの、ちょっと想像を巡らせてみただけで背筋が凍る。青少年保護条例なんて、私には縁のないモノだと高をくくっていた。それなのに、今はその言葉が私の頭の中をぐるぐると回っている。ホント、かなうなら殺してしまいたい気分だ。死にたい気分だ。

2003年02月7日

目次へ戻る